山口百恵さんやピンクレディーなどの数多くのヒット曲を生み出した作曲家で、今年4月に文化庁長官に就任した都倉俊一氏が5月11日、「文化芸術活動に関わるすべての皆様へ」と題する声明を出した。都倉長官は「感染拡大のリスクをできる限り抑えながら、文化芸術活動を続けていくことは不可能なことでは決してなく、休止を求めることは、あらゆる手段を尽くした上での最終的な手段であるべきと考えます」として、可能な限り文化芸術活動を継続するよう呼びかけ、文化庁長官として全力で支援すると表明した。 都倉長官の声明は、文化庁が東京都の要請で国立科学博物館などの再開を断念した直後に発表された。そのことに直接言及はないものの、本来、博物館において感染予防策を講じれば「リスクを最小限にしながら開館することが可能」で「実際に、このような感染症対策が適切に講じられている公演や展示において、来場者間で感染が広がった事例は報告されて