【サンパウロ共同】チリ南部のランコ湖周辺で6日、ヘリコプターが墜落し、乗っていたセバスティアン・ピニェラ前大統領(74)が死亡した。墜落原因は不明だが、同国メディアなどによると、ヘリはピニェラ氏が操縦し離陸直後だったとみられている。4人が乗っていたが、ピニェラ氏以外の3人は無事だった。 【写真】チリ、南米最速の鉄道運行 中国製、時速160キロ ピニェラ氏は1949年、首都サンティアゴ生まれ。米ハーバード大で経済学博士号を取得し、大学教授や銀行頭取、上院議員などを歴任した。2010~14年、18~22年の2度大統領を務めた。 大統領1期目の12年には、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町を訪れ、モアイ像の複製を寄贈すると約束。チリのイースター島で作った像が13年、復興支援の一環で南三陸町に贈られた。
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