民放公式テレビ配信サービス「TVer」では現在、フジテレビ開局65周年を記念して「フジドラWINTER!」キャンペーンを実施中。今回は長きにわたり愛されている時代劇作品『大奥』(フジテレビ、2003年)を紹介する。 物語の舞台は、13代将軍・徳川家定(北村一輝)が治める安政3年(1856年)。薩摩藩士の娘として育てられた敬子(菅野美穂)は、藩主の政略によって、家定のもとへ望まない嫁入りをすることになる。 将軍の妻を意味する“御台所”篤子と名を改め大奥へ入る敬子だったが、総取締の瀧山(浅野ゆう子)に大奥での過ごし方を厳しく指南され「それは人を辞めて、人形になれということではないか」とうんざり。しかし、瀧山も「ここは天下人の御座します大奥でございます」と譲らず、両者は対立を深めていく。 一方、薬種問屋から大奥へ働きに出たまる(池脇千鶴)は、豪華絢爛な世界に興味津々。素直で明るい性格のため、大奥