500年後には「佐藤さん」だけになるというおもしろくも衝撃的なニュースが日本中を駆け巡った、2024年のエイプリルフール。自身の「姓」を改めて考えた人もいるかもしれない。連載「『姓』を考える」の第2回は、婚姻時に女性が改姓することが圧倒的に多い中、わずか5%の少数派に自ら飛び込んだ男性たちに話を聞いた。社会学者の中井治郎さんは、「日本で夫が妻の姓を選ぶことへの偏見も見えてきた」という――。 夫婦同氏制で遠い未来は「佐藤さん」だけの日本に 今から約500年後の2531年には、日本人全員が「佐藤さん」だけになる――。 そんなことあり得ないと思うだろうが、日本人の名字の未来を予測すると、全国いたるところ「佐藤さん」だらけなるというのだ。 こんな驚くべき結果が発表されたのは、去る4月1日。まさにエイプリルフールに始動した「#2531佐藤さん問題」だ。一般社団法人「あすには」が企画した「Think
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