読売新聞社が9~11日に実施した全国世論調査で、安倍内閣の支持率は48%となり、前回調査(2月10~11日)の54%から6ポイント下落した。

東京・銀座の中央区立泰明小学校が、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」にデザインを依頼し、最大約8万円の標準服の導入を決めたことを巡り、同小の児童が登下校中に通行人らから服をつままれるなどの嫌がらせがあったことが区や同小への取材で分かった。 区教育委員会は19日の登下校時から、通学路に職員数人を配置し、同小の教職員らとともに児童の見守りを強化している。 区などによると、アルマーニ監修の標準服の導入方針が表面化した今月8日以降、児童から学校側に報告があった。登下校中の児童が通行人から服をつままれ、「これがアルマーニか」と言われたことがあった。また、別の児童は見知らぬ人から「あれが泰明小の子か」などと言われ、嫌な思いをしたという。
「川風」 ファミリー層狙う 「長良川鉄道」(関市)は、観光列車「ながら」の新しい車両「川風」を来年4月に導入すると発表した。昨年に導入した「鮎(あゆ)」「森」2両が利益を上げており、さらなる収益向上につなげたい考えだ。 川風は既存の車両を改装し、内装は取り外し可能な対面式テーブルを設置。毎週土曜日昼頃に関駅を出発し、郡上八幡駅まで運行する下りは、弁当形式の食事を提供する。夕方に郡上八幡駅を出発して美濃太田駅に向かう上りは、酒を提供する「ほろ酔い列車」になる。 料金は上下線とも運賃込みで6000円程度。2両を連結して金土日に運行している鮎と森は、シニア層をターゲットにしており、川風は料金を下げてファミリー層の取り込みを狙う。 テーブルを取り外して、結婚式や講演など列車イベントも開催できる。整備費用は約1500万円。
新聞や教科書などを読み取る基礎的な読解力を身に付けられないまま中学を卒業する生徒が25%にのぼることが、国立情報学研究所(東京都)・新井紀子教授らの研究チームの初調査で明らかになった。 社会生活を送るのに最低限必要な読解力の不足が懸念される状況だ。 調査は2016年4月~17年7月、全国の小6~社会人を対象に、独自の読解力テストを実施。公立・私立中高生2万1000人の結果を中心に分析した。 主語や目的語など文章の構造が理解できているかを問うタイプの設問群で、中学1年の正答率は62%、中学2年が65%、中学3年が75%となった。中学3年の4人に1人(25%)が、教科書レベルの基礎的な読解力を身に付けないまま義務教育を終えていることになる。
北九州高専に拠点を置くベンチャー企業「ネクストテクノロジー」(北九州市小倉南区)が、人の足などの臭いの強さを嗅ぎ分ける犬型ロボットを開発した。 来春の販売開始を目指す。 体長15センチのぬいぐるみ型で名前は「はなちゃん」。鼻にセンサーを付けており、臭いが弱ければ「すり寄る」、中程度なら「ほえる」、強ければ「倒れて気絶する」と3段階の反応を見せる。2日間履いた靴下の臭いを気絶する基準に設定した。今後、消臭剤を噴霧する機能を追加する予定で、販売価格は1体十数万円を見込んでいる。 同社社長を務める滝本隆准教授(36)らが7日、北九州市役所で北橋健治市長にはなちゃんを披露。市長の足の臭いを嗅がせるとすり寄った。市長は「ロボットを市民生活に溶け込ませる素晴らしい発想」と話していた。
東京都墨田区の松本久・自民党区議(55)が、区議会自民党会派の政務活動費(政活費)計1840万円を着服していたことが、同会派への取材でわかった。 松本区議は同会派に着服の事実を認め、26日付で区議を辞職した。 同会派によると、松本区議は昨年度、同会派の政活費の出納担当で、昨年4月から今年5月にかけ、同会派の政活費を管理する口座から37回にわたって計1840万円を引き出して着服したという。松本区議から後任に通帳が引き継がれた際に発覚した。同区議会の政活費は、区議1人当たり月額14万円で、同会派に交付された昨年度分と今年度上半期分の政活費約3200万円から着服したとみられる。松本区議は「借金返済や遊興費などに使った」と同会派に説明。同会派は業務上横領容疑での刑事告訴も検討している。
コンサートチケットを買い占めた上でインターネットの仲介サイトで高値転売する業者が横行し、社会問題となっている。 中には定価1万円以下のチケットが30万円を超える価格で転売される例もある。頭を悩ませる音楽・芸能関連団体はチケット販売大手などと共同で4月中にも「公式転売サイト」を新設して対策に乗り出すが課題も少なくない。 ネット取引の普及で、チケットを転売する「2次流通」市場は急拡大している。仲介サイト「チケットキャンプ」の運営会社の推計によると、2016年は約600億円に上り、19年は3割増の800億円規模に拡大する見通しだ。 こうした中、転売業者が人気歌手のチケットを大量に購入し、仲介サイトで正規の10倍超の価格で売買する例が相次ぎ、音楽業界は頭を抱えている。収入の多くない若い人といった、ごく普通のファンがコンサートに行けなくなるからだ。
鉄道を利用する場合、利用者がどんなルートで目的地に行こうと、途中下車しないなど一定の条件を満たせば同じ料金しかかからないことをご存知だろうか。鉄道ファンには広く知られ、鉄道各社も“公認”する、このルールを最大限に利用し、たった140円で房総半島と1都6県を巡る20時間、760キロの旅に出かけた。(斎藤健二) 隣の駅まで20時間、760キロの旅 JRには、東京、大阪など各大都市の近郊区間内のみを利用する場合、実際の乗車経路にかかわらず、最安経路の運賃で乗車できる特例がある。同じ駅を2回通らない、改札を出ないなどのルールを満たし、“一筆書き”のルートを取ることが条件。これを鉄道ファンは「大回り乗車」と呼ぶ。 計画を練るにあたり、昨年8月に1都6県500キロを巡った東京都調布市の黒澤眞さん(81)に話を聞いた。「時間のある中高年向きの遊びだね。電車内は涼しいし、大宮や上野はエキナカが充実し、飲食
NHK大河ドラマ「真田丸」では、主君・武田氏滅亡後に臣従する相手を次々に代えた真田昌幸がついに徳川家康と対立する。この時、昌幸は越後の上杉景勝と同盟し、景勝の居城・春日山城に次男の信繁を人質として送った。景勝の養父・謙信の城として名高い春日山城とはどんな城だったのか。また、一度は裏切った真田をどうして上杉が受け入れたのか。 「真田の城(上)『上田城』」 「同(下)『真田丸』」 「武田氏を翻弄した3つの城(新府城、岩櫃城、岩殿城)」 「真田昌幸が死守した因縁の沼田城」 に続き、城郭ライターの萩原さちこさんに解説してもらう。 室賀正武を暗殺し、ついに徳川家康との決裂が決定的となった真田昌幸。生き残るための後ろ盾として、上杉景勝に庇護を求めます。しかし一度は景勝を裏切った昌幸ですから、そう簡単に信用は得られません。そこで臣従の証しとして真田信繁を人質とし、矢沢頼綱(昌幸の叔父)の嫡子・頼幸ととも
近くて便利なコンビニエンスストア。買い物ができるだけでなく、預金の出し入れ、宅配便の受け取り、住民票入手など行政手続きのほか、いまや地域の防犯・防災の拠点にさえなっている。最近は高齢者の利用も増え、私たちの生活はコンビニなしではもはや、成り立たなくなってしまった。「高齢化や過疎化の進展によって、そのコンビニが使えなくなる『コンビニ難民』が今後、増えるかもしれない。そうなると日本の未来を左右しかねない」と警鐘を鳴らす三井住友トラスト基礎研究所の竹本さんに、衝撃の近未来予測を寄稿してもらった。 食品から日用品まで、手軽に手に入れることができるコンビニエンスストア、いわゆるコンビニ。現在、北海道の宗谷岬近くから沖縄県の石垣島まで、その店舗数は全国で5万5000店を数える。年間売上高は約10兆円に達し、1か月間の来店者数は14億人だ。 東京23区において、コンビニ間の距離の中央値はなんと119メー
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の撮影に使われた三陸鉄道(三鉄、本社・岩手県宮古市)のお座敷列車「さんりくしおかぜ」の車両が、老朽化のため今月末で引退する。 29~31日の特別運行でラストランを飾る。 この車両は、開業した1984年から一般車両として使われ、2002年、観光客向けに畳敷きのお座敷列車に改造、公募で愛称が「さんりくしおかぜ」に決まった。車体に三陸の青い海が描かれ、漁網や大漁旗が車内に飾り付けられた。 三鉄は東日本大震災の津波で駅や線路を流されたが、この車両は難を逃れた。車両検査の期限を迎える13年に廃車予定だったが、同年放送の「あまちゃん」で、地元アイドルだったヒロインらが「潮騒のメモリー」を歌うシーンのロケで人気となり、利用を継続。ただ、運行を続けるにはブレーキの改造などに多額の費用がかかるため引退が決まった。
教員免許を一度も取得せずに約32年間勤務していたとして、山形県教委が採用時まで遡って任用無効とした女性高校教諭(55)。 免許更新制導入により、過去に何度も確認を求められてきたが、「実家にあるかもしれない」「再発行してもらう」などと取り繕っていたという。記者会見した県教委の佐藤俊一教育次長は「確認の努力はしてきた。まさか持っていないとは」と驚きを隠せない様子だった。 県教委によると、女性は大学で免許に必要な単位を取得し、採用試験に合格して1984年4月、県教委に採用されたが、免許取得の申請をしていなかった。女性はこれまで県内の4高校に勤務し、約7700人を指導してきた。生徒の単位については、授業が学習指導要領通りに行われてきたと校長が判断していることから、有効とする方針。 県教委は、これまで女性に支払われた給与1億数千万円の返還を求めるか検討するほか、教育職員免許法違反として告訴するかにつ
大勢のファンで盛り上がるコンサート会場。音楽業界ではチケットの転売が問題になっている(昨年12月、東京都内で)=三輪洋子撮影 コンサートのチケットを転売する「二次流通」市場が急拡大している。 インターネットで売買を仲介するサービスが普及してきたためだ。不要になったチケットをほしい人に売却できる利点があるものの、転売目的で買い占めて価格をつり上げる動きもあり、コンサートの主催者団体は是正に向けて動き出した。 ◆市場拡大 米国の人気歌手マドンナは定価5万円が21万円、人気バンドGLAYは同7560円が3万1000円――。ネットの仲介サイトで人気歌手のコンサートチケットが高値で売り出されている。 仲介サービス「チケットキャンプ」を運営するフンザ社によると、2015年の国内二次流通市場は約500億円に上り、19年には6割増の800億円に増える見込みという。市場が拡大しているのは、様々な企業が仲介サ
今年デビュー25周年を迎えるSMAPに解散の危機がおとずれた。50~60年あまりのテレビ史の中で、実にその半分を刻んできた過去に例のないグループだ。騒動のさなかに「日本の財産」と持ち上げられるほどの影響力は、長年積み重ねてきた実績にほかならない。ファンの力で解散を阻止したと言われるのも、幅広く世論の支持を得ていた証だ。今回のSMAP騒動、テレビコラムニストの桧山珠美氏はどう見たか。 テレビでこんなSMAPの姿を見るなんて想像もしていなかった。 18日、午後10時15分。フジテレビの看板番組「SMAP×SMAP」。「SMAP解散」「SMAP分裂危機」とスポーツ紙の見出しが躍った13日朝から数えて5日が過ぎていた。 憶測や妄想ばかりが行き交うこの騒動に、番組の一部を生放送に差し替え、5人はそろって頭を下げた。普段、バラエティーやコンサートなどで見せるアイドル顔は頬がすっかりそげ落ちていた。 コ
桜井賢(左)、坂崎幸之助(手前)、高見沢俊彦。「色々なタイプの曲が混在しているのがALFEE」と高見沢は語る=立石紀和撮影 THE ALFEEが約6年ぶりの新作「三位一体」(ユニバーサル)を出した。タイトル通り、三声の強みを生かした曲が並ぶ。 グループサウンズ(GS)を意識した曲からウルトラマンシリーズの主題歌まで作風は広く、少年時代からの憧れが随所に反映された。(清川仁) 冒頭の「Orionからの招待状」から、持ち味が存分に発揮されている。ボーカル3人が交代で主旋律を担い、サビでは美しいハーモニーを奏でる。 桜井賢は「あっち歌ったりこっち歌ったりと大変だが、我々の大きな武器」と自負する。 GS風の曲は3曲収録した。ブーム当時、小学生だった3人も衝撃を受けた。 高見沢俊彦は「レコードを整理していたらGSものがたくさん出てきて、バンドへの憧れの原点だったことを思い出した」と話す。 「G.S.
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