イチゴに桜エビ、ミカン、ワサビ、お茶……。これらがすべて名産品となっている地域はどこかわかるだろうか。 答えは静岡。お茶は生産量、ワサビは産出額で全国1位、ミカンは「普通温州みかん」の収穫・出荷量でトップを誇る。桜エビは日本で唯一、静岡県だけで水揚げされているほか、同県の久能山は全国でいちばん最初に観光イチゴ狩りが始まった地だという。 これら5つの名産品のほか、言わずと知れた日本一の山「富士山」と、日本一深い湾である駿河湾という、静岡の「7つの一番」をモチーフにしたカラフルな電車がこの春、静岡に登場する。「Shizuoka rainbow trains(静岡レインボートレインズ)」と名付けられた静岡鉄道の新型車両「A3000形」だ。 40年ぶりの新車は「虹色」 静岡鉄道・静岡清水線はその名のとおり、静岡市中心部に位置するターミナル、新静岡駅と同市清水区の新清水駅を結ぶ約11kmの鉄道。地域