橋下徹大阪市長の出自に関する週刊朝日の連載を巡り、橋下氏は22日、おわびが掲載された同誌が市役所に郵送されたことを明かし、「謝り方も知らない鬼畜集団」などと批判、市役所での記者会見で直接謝罪するよう求めた。記事を執筆したノンフィクション作家の佐野眞一氏に対しても、「佐野を(社会的に)抹殺しにいかないといけない」などと激しい言葉を並べており、波紋を呼びそうだ。 橋下氏は大阪市内で記者団に、「僕は子供に、謝る時は週刊誌を送りつけて終わりという育て方はしていない」「人間じゃない。鬼畜、犬猫以下。矯正不可能だ」などと激怒。佐野氏についても、「向こうはペンで僕を殺しにきた。佐野を抹殺しにいかないといけない」「僕と同じくらい異常人格者だ。佐野のルーツを暴いてほしい」などと述べた。 連載は同誌が10月26日号で始めた「ハシシタ 奴の本性」。同誌は2回目以降の連載休止を決めている。23日発売の11月2日号
自転車で走行中、当時中学生(13歳)の少年の自転車に衝突されて足に障害が残ったとして、神戸市内の女性が少年とその母親を相手取り、約730万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁(長井浩一裁判官)が少年の過失と母親の監督義務違反を認め、約560万円の支払いを命じていたことが分かった。判決は19日付。 判決によると、女性は09年11月、市内の歩道を自転車で走行中、少年の自転車と衝突して左足を骨折。長時間の歩行ができなくなり、仕事も辞めざるを得なくなった。 長井裁判官は、少年が前方確認を怠り、減速しないまま車道を斜めに横切って歩道に進入してきたとして、過失を認定。「日ごろから危険な走行をしていたことが容易に推測され、母親の指導や注意が十分ではなかった」として、母親の監督義務違反も認めた。【渡辺暢】
◇戦争知る世代減少、引く経済の停滞 売国奴、国賊−−最近、やけに物騒な、時代がかった言葉が週刊誌やネット上に飛び交っている。尖閣諸島や竹島など領土問題に関する政治家や有名人の発言に反応しているらしいのだが、なぜこんな“過剰”な物言いが広がっているのか。【藤田祐子】 集中砲火を浴びたのは、中国国営中央テレビが9月21日に放送した野中広務元自民党幹事長(86)へのインタビュー。「日本政府の不法な『尖閣購入』による関係亀裂を日本の元官房長官が中国におわび」と題したニュースで、野中氏が日本語で「こんな不幸な事件が起きたのは、まったく日本の人間として恥ずかしい。中国の皆さんに大変申し訳ないと心からおわびを申し上げる」と述べるシーンが流れた。ニュースは中国語で、談話も一部のため「不幸な事件」が何を指すのか、日中戦争なのか尖閣諸島の国有化なのか、はっきりしない。だが「謝罪した」という一点で非難が集中。批
1945年5月、大分、熊本両県境に墜落したB29搭乗の米兵8人が次々と旧九州帝国大(現九州大)医学部に運ばれ、やがて死亡した。連合国軍総司令部(GHQ)が「類例ない野蛮さ」と表現した「九大生体解剖事件」。医学生として立ち会った福岡市の医師、東野利夫さん(86)は何を目撃し、何を思ったのか。「戦争は人を狂わせる。悲惨と愚劣しか残らない」。67年後の今、東野さんは改めて平和の尊さを訴える。 東野さんは1945年、同大医学部に入学。約1カ月後、配属された解剖学教室で、事件は起きた。「手術する場所を貸してほしい」。外科医から解剖学教室の教授に連絡があった。数日後、米兵の捕虜2人が運ばれてきた。麻酔がかけられ、肺の手術が始まった。透明の液体が体内に入れられたが、その液体が代用血液として試された海水だったことは後に知った。 実験手術だった。軍の立ち会いの下、4回にわたって8人に上り、うち2回を目撃。無
奈良県上牧町の古墳「久渡3号墳」から見つかった画文帯環状乳神獣鏡=上牧町の中央公民館で2012年8月1日、矢追健介撮影 奈良県上牧(かんまき)町で、古墳時代初期(3世紀後半)の古墳から、後漢時代に作られた中国鏡「画文帯環状乳神獣鏡(がもんたいかんじょうにゅうしんじゅうきょう)」が見つかった。同町が1日、発表した。同時代の古墳は奈良盆地東南部に集中しており、盆地北西部の同町では初めての発見。纒向学(まきむくがく)研究センター(奈良県)の寺沢薫所長は「初期ヤマト王権とこの地の勢力の政治関係を考える上で重要」としている。 画文帯環状乳神獣鏡は、直径約14.2センチ、約511グラムで、非常に精巧な文様が描かれている。内側に4匹の神獣が、外側に竜や神仙などが時計回りに配置され、日月の運行を表しているとされる。和泉黄金塚古墳(大阪府和泉市)で出土した鏡と同型鏡だった。 宅地開発に伴う昨年11月からの調
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く