鳥インフルエンザの流行期入りを前に、県は防疫資材の保管管理や運搬などの業務について、民間事業者に一括して委託する。県によると、包括的な外部委託は全国初。殺処分や防疫業務に人手を集中することで防疫体制を強化し、業務の効率性アップと作業の早期完了が見込まれるという。 15日発表された一般会計補正予算案に、関連経費1880万円を計上した。 鳥インフルエンザの発生に備え、県は青森市と三戸町の県有施設2カ所に防疫服やマスク、手袋やゴーグルなどの資材を保管管理している。発生時にはこれらの運搬に加え、発電機などレンタル資機材の手配や運搬、作業に従事する職員の輸送、弁当や飲み物の手配と運搬も県職員が担っている。 外部委託することで防疫資材の保管管理から運搬まで一元管理が可能となり、発生時には拠点へ正確かつ迅速に輸送することが期待できる。また備蓄資材の補充についても民間が一括発注することで、コストカットにつ