大阪市は27日、新型コロナウイルスの感染者情報を入力する政府の情報共有システム「HER―SYS(ハーシス)」のログインに必要なIDやパスワードなどが外部に流出していたと発表した。情報公開請求に応じて交付した資料にマスキングしていなかったことが原因で、約1カ月後に判明。市は「不正アクセスを排除できなかった可能性がある」として謝罪した。 大阪市では2月にハーシスの入力作業を口頭で外部の業者に発注していた問題が判明し、複数の情報公開請求が寄せられていた。3月下旬以降に関連文書を交付し、4月に請求者側からの指摘で流出が分かった。 ログインすると感染者の個人情報や症状などを閲覧できるが、市は情報公開を受けた人と関係者の計8人にアクセスしていないことを口頭で確認したという。すでにパスワードを変更し、新たなIDを厚生労働省に申請している。
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