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ブックマーク / takedanet.com (4)

  • 武田邦彦 (中部大学): 政府はなぜ「国民の被曝量」を決められるのか?

    文部科学大臣が子供の被曝量を20ミリにしたり、放射性物質で汚れた瓦礫の処理、何万ベクレルの放射性物質を含む汚泥を農地に混ぜるなど、政府は国民の被爆を決める決定をしていますが、はたしてこれは民主主義の国家で許される範囲なのでしょうか? 民主党政府はなにか錯覚しているように感じられます。 日は民主国家、近代国家ですから、政府といえども国民の健康を左右することを決定できるかどうか、検討が必要です。 これまで、日政府は「健康日」に代表されるように、国民が「健康になるため」の施策を実施してきました。「メタボ」などがその典型的なものです。 私にはやや強引とも思われる方法で、すこしでも国民が健康になるように、「基的人権」や「自由」も奪うまでに行きそうなかんじでした。 でも、原発事故が起こると、真逆になりました。「被曝量を増やす」というのは、「病気になる方向」ですから、それを国会を通さずに決める「

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 憲法23条違反が多くの人を危険にする

    学問の危機である.そして「学問」が直接、国民の健康を脅かそうとしている。 福島の教職員が子供を守るために立ち上がることができず、教育委員会が「国が安全と言っているから」という一点張りの考えに押され、児童生徒を初期被曝から守れなかったように、学者も学問の危機に立ち上がれない。 「御用学者」という言葉が人目をはばからず語られるようになっても、学者は沈黙を守っている. 1990年の始め、「役に立つ研究」、「研究費の重点配分」になってから、学者は「すこしでも政府にたてつけば、来年から研究費がなくなる」という恐怖に身がすくんでいる. その意味では、日の学者の大半が「御用学者」にならざるを得ないのが現状で、学問の危機を目にしても行動ができない。 児童生徒を守ることができなかった福島県の先生方と、多くの学者は同じなのかも知れない。 ・・・・・・・・・ でも、何が学問の危機なのか?  それは、憲法が定め

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発  首相が、今、宣言すること

    福島原発の処理が長引いているこの時期、私は首相が宣言することは、次のことと思う. 1.  「原発の事故を起こしてしまい諸外国にご迷惑をかけたことを謝罪する」 首相は国民にも謝罪していないが、まずは外国。 2. 「今後は、外国に迷惑をかけないようにする」 具体的には原発の横にプールを掘り、海水に放射性物質を流さない決意を示す.重機を使えば短期間に5万トンレベルのプールはできる。防水工事が間に合わなければ 「日の大地を汚しても、海は汚さない」 という日の決意を内外に示す. 3. 「原発付近の農作物、酪農品、海産物をすべて政府が買い上げ、さらに一次産業の活動を止める」 国民のの安全を確保する。「風評」などと言わずに、放射性物質を含む材は絶対に国民の口に入れないという決意を示す.輸出も同じ. 4. 「年間1ミリシーベルトを越える可能性のあるところ(1時間に0.6マイクロ以上)の児童生徒を疎

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(32) プルトニウムの毒性

    (メールのご質問に十分にお答えできず誠に申しわけありません。今のところは全数を読んでおりますので、順次ブログでお答えしていきたいと思います。ここではご質問も多かったプルトニウムについて解説をしたいと思います) 今回の福島原発では、1号機、2号機、4号機が通常のウラン燃料を使っています。ウラン燃料というのはウラン235を核爆発させるもので、多くの原子炉で使われているものです。 これに対して3号炉は、プルトニウムという元素を燃料に使っています。これはウラン235を核爆発させますとプルトニウムはできますので、それを回収して再度、燃料として使うのです。 つまり、普通のウラン235の燃料の時には4.5%程度のウラン235の純度で燃料として使うのですが、プルトニウムは9%程度で使用します。 また少しややこしいのですが、ウラン235燃やすとプルトニウムができます。お役目が終わって燃料を取り出すときにはあ

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