伊南東部ガリポリ(Gallipoli)港へえい航されたモルドバ船籍の貨物船「ブルースカイM(Blue Sky M)」号(2014年12月31日撮影)。(c)AFP/NUNZIO GIOVE 【1月5日 AFP】先月31日にイタリア沖で、770人近いシリア人を乗せた貨物船が、自動操縦モードで漂流していたところを同国当局に発見された事件で、この船を当初操縦していたシリア人の男が「密航船の船長」となったいきさつを4日付の伊紙に語った。 イタリア沖で漂流していたモルドバ船籍の貨物船「ブルースカイM(Blue Sky M)」号には、シリア人の不法移民768人が乗船していた。 伊紙レプブリカ(La Repubblica)が掲載した警察の取り調べ内容によると、伊ガリポリ(Gallipoli)港で拘束されたのはシリア人のサルカス・ラニ(Sarkas Rani)容疑者(36)。イタリア南部沿岸へ向けて船の操