通信匿名化ツールのTorを使ったサービスにWebブラウザ「Firefox」の脆弱性を突いた不正なコードが仕掛けられていた問題で、Torは8月5日、この攻撃はWindowsユーザーが標的だったとみられると伝えた。Torユーザーに対し、「Windowsから離れた方がいい」とも呼び掛けている。 Torのアドバイザリーによると、今回の攻撃はFirefox ESRをベースとする「Tor Browser Bundle」を使っていたWindowsユーザーが影響を受けた。攻撃に使われたFirefoxの脆弱性はほかのOSにも影響するが、今回の攻撃コードはWindowsのみに通用し、LinuxやOS XでTor Browser Bundleを使っていたユーザーに被害は出ていない様子だという。 この脆弱性を悪用すれば、任意のコードを実行して被害者のコンピュータを制御することも可能だったはずだが、今回の攻撃に限っ
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