こうした取り組みにより、損益分岐点をさらに引き下げていく。足元ではパスタやピザなどにも使われている小麦の価格高騰や、食材輸入に関わる原油高もリスクとなっているが、さまざまなコスト圧縮で乗り切る構えだ。なお、値上げについては、昨年価格改定に踏み切ったこともあり、現時点では消極的だ。 秋田や鳥取で初出店へ 単なるコストカットだけでなく、「次の一手」も着々と打つ。従来、現金決済のみを貫いていたサイゼリヤだが、コロナ禍での非接触需要高まりなどを受け2021年の春先にはキャッシュレス決済の全店対応にも踏み切った。 「出店の選択肢」も増やす。今年4月には従来店の約4割の大きさである小型店舗を東京都・練馬区にオープンし、10月にも同区で2号店を出店した。 こうした40坪ほどの小型店モデルを構築し、コンビニ跡などこれまで出せなかったエリアの開拓を進める。1人や少人数でも利用しやすい新業態「ミラノ食堂」の実
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