2024年5月21日のブックマーク (5件)

  • 86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai

    少し気が楽になった それを聞いて安心し、認知症という病名は出さなかったが、「父はちょっと頭のほうがあやしくなっていて、ご迷惑かけそうで決断できなかったんですが、連れて行ってもいいですか」と聞くと、「過去にも介護の付き添いの人と一緒にきた人もいるし今回もそういう人と同伴の場合は、部屋に席を作るから、あなたの席も作るよ」といわれた。 やはり高齢者が集まる場なので、そのあたりは考慮されていたのだ。早く電話だけでもしてみればよかった。少し気が楽になり、「それなら連れて行ってみよう」と、ようやく前日ではあるが覚悟を決めたのであった。 実際の同窓会での86歳の父の振る舞いについては、後編記事『86歳認知症の父を決死の覚悟で同窓会に連れて行くと……そこで起こった“奇跡”と50代娘が流した涙のワケ』で詳述する。

    86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai
    songanman
    songanman 2024/05/21
  • 86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai

    ハガキの返信の期日は過ぎ去り…… 車を運転しなくなり、おでこ事件のあとは、自分で自由に行動できなくなり、友人に会う機会もなく、楽しみのほとんどない生活をしている父。今回私が通知を握りつぶすことで、もしも父に何かあった時に「あぁ連れていけばよかった」と、私がひどく後悔する可能性も高い。 だが、正直、日ごろの在宅介護と様々な病院への通院同行だけで私も心身ともにいっぱいいっぱいで、その上にまた新たな疲労の種を迎え入れる覚悟も持ちづらい。 「どうしよう」「連れていくか」「いや、面倒くさすぎる」。煩悶するうちに、ハガキ返信の期日はすぎ去り、クラス会前日が来てしまった。しかし、「やっぱり黙って握りつぶすのは後で嫌な気分になる!」という気持ちに負け、「とにかく幹事さんに聞いてみよう」と電話した。 つながった幹事の男性に、「実は期日までにお返事できなかったのですが」と詫びて、急な参加ができるのかをまず聞い

    86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai
    songanman
    songanman 2024/05/21
  • 86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai

    今回、「父は認知症なので」と、古くからの友人たちに大っぴらに言うのもどうかと思うし、かといって、何も言わないわけにもいかない。もし、クラス会の場で病気のせいで失礼なことをしでかしてしまったら……。 ピック病の症状が出て、気に入らないことが発生し、イライラしたり、誰かを怒鳴りつけたり、ののしったりしたらどうしよう。長時間のリハビリパンツ(トランクス型の紙おむつ)をしているとはいえ、トイレで失敗してしまったら……など不安もつきない。 人道的な面からいうと、せめて父の意志を確認するのが筋だとは思うが、言い出したらきかなくなっているので、もしも「行きたい」となった場合、私の都合がつかなかった時に困る。 完全に握りつぶす勇気はない その日まで日々落ち着かなくなるし、事前に一人で行こうとして、行方不明になってしまう事態も考えられる。そもそも父の体調も昨年から不安定だ。クラス会のことを伝えて、一度は楽し

    86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai
    songanman
    songanman 2024/05/21
    "完全に握りつぶして、クラス会のことはなかったことにする勇気も出ない。通知にはコロナ禍で3年ぶりの開催だとある。クラス会なので皆父と同じ86歳。高齢者にコロナ禍の数年の空白は酷だったと思う"。
  • 86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai

    歩道で転倒し、帰宅後に自分で手当てをしようと垂れた皮膚を切り取るなどして、おでこの骨が丸見えになった事件まで発生。 (その事件を書いた記事はこちら) 幸い皮膚移植手術でなんとかなったが、以来、一人では外出させないようにしている。不測の事態があった時に、何がおこるかわからないので、わたしか通所先のスタッフさんが一緒でないと、もう父を外には出せないのだ。 クラス会に行っても、ひと様に迷惑をかけるのでは… しかし、クラス会当日、私の都合がつくか、今の段階ではわからない。 万が一私が連れていけたとしても、さまざまな問題がある。父は最近、電話などでもほとんどうまくしゃべれないのに、クラス会に行っても会話ができるのか? 昔の記憶はそこそこあるとはいえ、友人たちを覚えているのか? 何より約2時間ほど、会場に滞在して人に迷惑をかけないことができるのか? 大きな不安ばかりだ。 ピック病の影響なのか、父は行動

    86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai
    songanman
    songanman 2024/05/21
  • 86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai

    『お父さんは認知症 父と娘の事件簿 』の著者、田中亜紀子さんは86歳の認知症の父とふたりで暮らしている。仕事をしながらワンオペ介護をする生活はかれこれ4年半になる。日々の心労が様々あるなか、先日、ある「決断」に迫られた。 父が自分一人でクラス会に行くことは不可能 事の起こりは5月初旬、郵便物の中に、父の小学校の同窓会(クラス会)の通知を発見した。現在、86歳となる父のワンオペ介護をしながら、実家で暮らす私が郵便物は管理しているものの、基的には父宛ての手紙類は人に渡している。しかしこれに関しては、とっさに隠してしまった。 その理由はたくさんある。 父は数年前からピック病(前頭側頭型認知症)とアルツハイマーを併発した認知症と診断され、現在「要介護3」の状況だ。 アルツハイマーのみの認知症とは違い、記憶は比較的保たれている。とはいえ、診断時より年々記憶があやしくなり、最近ますます奇妙な行動も

    86歳認知症の父宛てに届いた同窓会通知 「処分するかどうか」ワンオペ介護の50代娘が下した“意外な決断”(田中 亜紀子) @moneygendai
    songanman
    songanman 2024/05/21