医療データ分析の専門家。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内科学助教授。東北大学医学部卒業後、ハーバード大学で博士号(PhD)を取得。聖路加国際病院、世界銀行、ハーバード大学勤務を経て現職。著書に『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』(医学書院)、『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(東洋経済新報社)、共著書に『世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療』『「原因と結果」の経済学』(ともにダイヤモンド社)。 世界中の医学研究を徹底的に比較して分かった最高のがん治療 2人に1人ががんになる時代と言われていますが、がんについて正しく学ぶ機会はほとんどありません。そのため、がんを治すためなら藁をもつかもうという患者さんやその家族を狙って、効果が期待できない怪しい治療法を売りつけようとする業者が存在します。仮にがんと告知され、心身共に弱り切った状態でも、正し