奈良県立医大の大崎茂芳教授が、クモの糸からヴァイオリンの弦をつくることに成功しました。 4本の弦のうち、一番細いものをのぞく3本をクモの糸で製作。自宅や研究室で自ら育てた300匹以上のコガネグモとオオジョロウグモから糸を採集し、1本が約1mの糸を、約1万本まとめ1本の弦にしたそうです。クモの糸は途中で切れやすく、20センチ採ることも難しいそうですが、ヒミツの手法で1mもの長さの糸を採集しているとのこと。 気になる音色はというと、ガット弦(羊の腸の弦)にくらべ、柔らかく高音にのびがあるそう。 さらに強度はやや弱いけれど、演奏には十分耐えるものだということです。 大崎教授曰く 「演奏家の好みで選ばれる弦なら実用化の可能性も高い」 とのこと。 さらに 「夢は、オーケストラでこの楽器を演奏することです」 とおっしゃっております。 今回の実験を機にヴァイオリンの練習も始められたそうです。僕も、いつか