東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年になるのを前に、政府が脱原発の方針を決めているドイツでは、およそ1000人がデモ行進を行い、日本政府に対して、すべての原発を廃止するよう訴えました。 ドイツの首都ベルリンでは8日、原発に反対する市民グループの呼びかけで脱原発を訴えるデモが行われ、地元の市民やドイツに住む日本人など、およそ1000人が参加しました。 参加者は、再生可能エネルギーへの転換を意味する風車を手にしながら、「原発を止めろ」、「再稼働反対」などと声を上げ、市内をおよそ2時間にわたって行進しました。そして、日本大使館の前で集会を開き、日本政府に対して、すべての原発の廃止や原子力技術の海外への輸出を止めるよう訴えました。 福島第一原発の事故を受けて、ドイツ政府は2022年までに国内のすべての原発を廃止する方針で、ヨーロッパではスイスやイタリアなども脱原発を打ち出しました。 一方で、