一種の体内体重計のように機能する生体メカニズムが発見された。これは体重を脳に伝え、必要に応じて食事の摂取量を増減させるように働く。 その体内体重計は座っているとスイッチが入らない。メカニズムは座っているときには発動されない。食べ過ぎた時に脳から注意せよという警告が発令されるのは立っているときや動いているときだ。 現段階ではマウスでしか確認されていないが、人間にも同じようなシステムがあり、新しい肥満治療などの発見につながるのではないかと期待されている。 体重増加は下肢で検出される 新しい体脂肪制御プロセスが明らかにされたのは、レプチンが発見された1994年以来のことだ。 脂肪細胞からから分泌されるレプチンは、 食欲を抑制し、エネルギー代謝を活性化させる機能をもつペプチドホルモンである。 「ごく簡単に言うと、体内体重計の存在を示唆する手がかりが得られたわけです」とスウェーデン、ヨーテボリ大学の