2017/5/1 7:00 飯間健 現在ハリルジャパンの中心選手として活躍をし、欧州の舞台でもゴールを量産している久保裕也。2004年に15歳でJリーグ最年少得点を決めたFW森本貴幸。この2人は、ともに同じ指導者の下で、プレーの幅を広げていた。日本を沸かせる2人のストライカーを指導した人物に迫るとともに、日本人ストライカー育成について考える。 文=飯間健 日本代表アタッカーに送ったアドバイス 突如、携帯電話アプリ『LINE』の着信音が鳴った。「右MFで使われる可能性もあると思うので動き方を教えてください」。メッセージの主はFW久保裕也(23=ヘント)だった。昨年11月上旬。ハリルジャパン初招集が決まった後だった。基本的なポジショニングに始まり、動き方など4パターンを図解して写真添付。W杯アジア最終予選サウジアラビア戦の前半39分、MF長谷部誠のロングボールに対して右サイドから斜めに走り込