メキシコ、ユカタン半島東部沖にある水がたまった洞窟の底から1万3000~1万2000年前の頭蓋骨などを含む骨格がいくつか発見されたそうだ。 頭蓋骨の付近には肋骨と壊れた骨盤が横たわっており、鑑定の結果、この骨の持ち主は死亡当時15~16歳、身長約150センチのアメリカ先住民の血を引く少女のものであることが判明した。この暗闇の中で少女は何を思いどのように死んでいったのか。状態の良い頭蓋骨が我々に何かを語り掛けているようだ。 この洞窟は、石灰岩質の地下に大きく広がって水がたまっており、熟練したダイバーでないと入ることはできない。2007年、あるダイバーが上下逆さまになっている少女の頭蓋骨を発見し度肝を抜かれたという。他にも動物の化石が多数見つかっており、この洞窟は昔は落とし穴のような形になっていて人間や動物が落ちたのではないかと考えられるそうだ。 この画像を大きなサイズで見る この画像を大きな