有料会員記事 聞き手 論説委員・箱田哲也 2020年6月27日 21時00分 小倉紀蔵・京都大学教授=2016年、京都市左京区、高橋一徳撮影 日韓インタビュー 小倉紀蔵さん(京都大学教授) 最悪だ、危機だと言われながらも、日本と韓国はこれまで実に多くの協力を積み上げてきた。両国を「思想」の面から見つめてきた第一人者は訴える。事態打開のカギは「勇気と自信である」と。 ――日韓関係は厳しい状況が続いています。 「『日韓関係』とは日本と韓国の多重的・多層的な関係の総体であるのに、政治など一部のみが代表してしまっています。 一部に問題があるからといって、相手との関係を全面的に悪化させる、という回路をまず壊さなくてはなりません。 うまくいっていない部分はありますが、それはお互いに、自分たちが築き上げてきた歴史を忘れ、否定し、見まいとしたからです。 相手との関係の中で貴重な歴史を作り上げてきたのに、そ
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