先日紹介したフランスの通信ベンチャー、イリアド(Iliad)の携帯通信サービス「フリー」(Free.fr)が、現地時間19日に約400万カ所のWi-Fiホットスポットを利用可能にした。イリアドによると、通信事業者が提供するものとしては世界最大級の「Wi-Fiオフロード」用ネットワークだという。 フリーのこのホットスポット(アクセスポイント)機能は、同社と契約する固定線ブロードバンド・サービス加入者に配布された「フリーボックス」(FreeBox)というダイアルアップルーター兼セットトップボックスに含まれているもの。これまでも同社のユーザー間でWi-Fi接続を共有することが可能だった。 フリーでは今回、スマートフォンなどの端末に内蔵されるSIMカードに「EAP-SIM」という自動認証用技術を搭載することで、ユーザーがSSIDやパスワードをアクセスポイントごとに入力する手間を省いているという。