遠隔操作ウイルス事件で、「真犯人」が昨年10月の犯行声明メールで福岡市の男性のパソコン(PC)を遠隔操作して8月にインターネット掲示板に書き込んだとしていた襲撃予告のIPアドレス(ネット上の住所)が神奈川県内を示していたことが5日、警視庁と大阪府警、神奈川、三重両県警の合同捜査本部への取材で分かった。 声明通りに遠隔操作によって書き込んでいれば、福岡市内のIPアドレスが残されることから、真犯人が神奈川県内のPCから書き込まれた襲撃予告を自分の犯行とみせかけて、さらに誤認逮捕を誘導しようとしていた可能性もある。 問題の書き込みは昨年8月29日、ネット掲示板に掲載された人気アイドルグループのイベントへの襲撃予告。真犯人が10月の犯行声明メールで福岡市の男性のPCを遠隔操作した襲撃・殺害予告の一つとして挙げたため、初めて事件との関連が浮上した。 だが、実際の襲撃予告には神奈川県内のPCのIPアド