橋下徹大阪市長が率いる日本維新の会は、次期衆院選で全300小選挙区に350人ほどの公認候補を擁立すると宣言している。 石原新党との連携も噂されているが、支持率が回復しないなか、どのように巻き返しを図るつもりなのか。 (略) まさに八方ふさがりとはこのことだ。この窮状に、静岡県に在住する30代の維新塾生が悲鳴を上げる。 「維新人気がここまで急落するとは予想もしませんでした。夏までの維新と今の維新はまったく別モノです。実は次の衆院選に出馬しようと、今年3月に会社を辞めてしまったんです。しかも貯金と退職金で作った700万円の一部はすでに選挙資金として使ってしまった。もうここで引き返すわけにはいかないんです。ところがこの不人気。維新ブームなしに選挙に出馬しても、無名の僕が当選できるはずもない。いったい、どうしたらいいんでしょうか?」 悲鳴を上げているのは維新の次期衆院選候補の公募に応じた