大阪府議会は27日、代表質問で自民党府議団の花谷充愉(みつよし)幹事長が大阪都構想について、「二重行政の根本的な解決策にならないことは明らかだ」と批判した。 花谷氏は冒頭、都構想は「大阪市廃止・分割構想」だと強調。新たに設置される5つの特別区でも大型の「ハコモノ行政」が起こりうるとして、「(松井一郎)知事や(橋下徹大阪)市長が、大阪市廃止・分割構想によって施設投資の無駄が解消するとしているのは市民をミスリードしている」と指摘した。 これに対し、松井氏は「市が特別区に再編されることで、よりきめ細かな施策が可能になり、これまでのような無駄な投資はなくなる。ミスリードとの指摘は当たらない」と反論した。 また、花谷氏は、府教委職員らへの「パワーハラスメント」が認定された中原徹府教育長が続投の意向を示し、知事が容認していることについて、「一般社会の常識では考えられない」と批判。 中原氏に「自身の部下