日経新聞の社説を読んでいたら、「「レバ刺し禁止令」の愚かしさ」という記事を見つけました。 昨年、焼き肉チェーン店で牛の生肉を食べた客5人が死亡した集団食中毒事件をきっかけに厚労省が生肉に新たな厳しい条件を設定。さらに対象は生レバーに飛び火。腸管出血性大腸菌O(オー)157がレバー内部から検出されたのを受けて一気に全面禁止の方向となりました。その結果「レバ刺し」などのメニューは今後消えていくことになります。 果たしてこれはリスク・リターンの観点からどう考えたらよいのでしょうか? 食の安全性はもちろん重要です。それを管理する厚生労働省がそれをしっかり管理しようとするのは理解できます。しかし、日経新聞によれば、レバ刺しによる食中毒は全体の1%程度。規制しても99%は解決できないことになります。レバ刺しを規制するなら、生ガキも食べるのを禁止しなければバランスは取れません。あるいは刺身や生卵をどうす