俗説では「五十肩は治る」とも云われますが、その一方で痛みや拘縮がいつまでも続くケースもあるようです。 いわば、慢性期の袋小路に陥ってしまった方々です。 これを防ぐには、急性期の段階でどれだけ動かしていけるかが鍵であると私は考えます。 五十肩シリーズ第2弾の今回は、痛みの強い時期における肩の動かし方のポイントを提示します。 ※この記事では一般的に知られている知見に加え、私の臨床経験を踏まえた私見も交えています。一部の医療従事者の方々からは異論もあると思いますが、何とぞご容赦下さい。 《スポンサーリンク》 1.五十肩の経過(復習) 1)一般的な経過 2)重症例における経過 3)慢性期が長引く理由…「安静にし過ぎる」こと! 2.注意すべき痛みのポイント 1)痛みの好発部位 2)肩峰下インピンジメント症候群 3.急性期における運動のポイント 1)両手を組んで上げ下ろし体操 2)コッドマン体操(振り