保護者の同意なく、児童を別室に隔離していた問題をめぐり、児童が大阪市教育委員会の職員から暴行を受けていたことが新たに分かりました。 大阪市教育委員会などによると、2019年、大阪市立の小学校で元職員の男性(60代)が、指導の名目で児童(当時小学3年)に馬乗りになる暴行を加えたということです。 元職員は、当時は市教委から学習支援のために派遣されていた非常勤嘱託職員で、校長や教頭の制止を聞き入れず、5分間にわたり暴行を続けたということです。 取材に対し、小学校の教頭は当時を振り返り、こう述べました。 「(派遣されてきた職員は)『教頭先生は黙っといて、僕が指導してるねんから』と。やめてくれと言っても全然聞かないんです」 市教委は暴行について「不適切な行為だった」と認めましたが、発表の対象でないとして公表していませんでした。 暴行を受けた児童をめぐっては、保護者の同意なく1年半にわたり、別室に隔離