こんにちは、シナリオライターの各務都心(@toshinthepump)です。古今東西の傑作と呼ばれるゲームを、シナリオの面から掘り下げてみようという企画――「ゲームシナリオの解剖学」第18回は、『風のクロノア door to phantomile』を取りあげる。 ※注意:今回は明確にエンディングのネタバレに踏み込むので、未プレイの方は注意してほしい。 今を遡ること25年前、ナムコより発売された『風のクロノア door to phantomile(以下、「風のクロノア」)』は、2Dプラットフォーマーの歴史に残る重要な一作であるとともに、今なお根強いファンに支えられているクロノアというキャラクターを創出したタイトルである。 全年齢向けの可愛らしいビジュアルと、ライトなアクション性でありながら、コンプリートまで遊ぶとそこそこ骨太の体験が待っているというゲームデザイン……そして何も知らないまま遊ん
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