遺伝子組み換えは危険だ!という主張をする際によく引き合いに出されるのは、昭和電工という会社の 遺伝子操作によって抽出されたトリプトファンをとった38人が死亡した事件だそうである。 トリプトファンというのは 抑鬱症や肥満、不眠症、アルコール依存症を含む多くの病気の治療、さらには栄養補給食や乳児用流動食として使用されてきた こういう効用をもつアミノ酸の一種のサプリメント(健康食品)だ。 チェダーチーズ アーモンド カテージチーズ バナナ 牛乳 凍り豆腐 卵黄 干し湯葉 落花生 きな粉 といった食品類にはもともとトリプトファンが多く含まれている。 摂取すると脳内でセロトニンを作るらしいので、たぶん精神安定剤みたいな効用もあるのかもしれない。 昭和電工はバチルス・アミロリケファシエンスという細菌を遺伝子操作することによってトリプトファンを大量に抽出して販売していた。 だが、こうして生成されたトリプ
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