9月3日(金)、作家の永井するみ先生がお亡くなりになりました。49歳でした。 永井先生は1961年生まれ。96年に短編「隣人」で第18回小説推理新人賞を、長編『枯れ蔵』で第1回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビューされました。 初めて活字になった作品は、その前年95年に第2回創元推理短編賞に応募され、最終候補作となった短編「瑠璃光寺」となります(北村薫・宮部みゆき選『推理短編六佳撰』に収録)。 そうした浅からぬ縁もあり、東京創元社では、『枯れ蔵』『樹縛』『大いなる聴衆』といった初期作品の文庫化や、新作長編『さくら草』をご執筆していただくこととなりました。 ご冥福をお祈りいたします。 ●讀賣新聞の訃報記事 http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20100906-OYT1T00746.htm