個室ビデオ放火、死刑確定へ=16人死亡、上告棄却−最高裁 2008年、大阪市浪速区の個室ビデオ店に放火し16人を死亡させたとして、殺人や現住建造物等放火罪などに問われ、一、二審で死刑とされた無職小川和弘被告(52)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(横田尤孝裁判長)は6日、被告の上告を棄却した。死刑が確定する。 〔写真特集〕知られざる塀の向こう側〜東京拘置所の刑場〜 第1小法廷は判決で、「被告は店の個室内で過去を振り返り、現在の自分を惨めに思って衝動的に自殺しようと決め、犯行に及んだ」と指摘。「ヘッドホンを使ったり、就寝したりしている客がいるだろうと認識しながら放火しており、人の生命を軽視した悪質な犯行だ」と批判した。 判決によると、小川被告は08年10月1日午前3時ごろ、個室ビデオ店「キャッツなんば店」の1室で自殺しようと放火。店舗を全焼させて客ら20人を死傷させた。(2014/03/