今年1〜11月の自動車の盗難被害は2万1934件で前年同期に比べ8・5%減少したものの、300万円以上の高級車は8・6%増加していることが20日、警察庁のまとめでわかった。型の古い盗難防止システムが装着された乗用車が狙われているとみられ、警察庁は業界とも連携して新型の普及を進める。 まとめでは、被害額が300万円以上は2493件で全体の11・4%を占めた。200万円台も前年同期比4・5%増加したが、200万円未満は12・2%減の1万6912件になっている。 車種別では、高級車のほかに海外で使い勝手がいいとされるワンボックスカーや四輪駆動車が相変わらず上位を占めている。上位4台はトヨタが占めており、トップはトヨタのハイエース(レジアス含む)。2、3位が高級車のセルシオとクラウンで、特にセルシオの増加率が目立つ。 警察庁によると、高級車などには、キーに埋め込まれた電子チップのIDコードにより真