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ブックマーク / febri.jp (144)

  • 久美子の日常と成長を描く 『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』石原立也監督インタビュー① | Febri

    ――『アンコン編』は、もともとOVA企画だったそうですね。 石原 そうなんです。TVアニメ第3期の“久美子3年生編”の放送がちょっと先なので、その間に何かを届けられればと思って。それが、運よく劇場で上映できることになったという感じです。 ――時系列としては『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(以下、誓いのフィナーレ)』直後のエピソードで、“久美子3年生編”までをつなぐ物語です。『アンコン編』をピックアップした理由は何でしょう? 石原 おっしゃる通り、『誓いのフィナーレ』と“久美子3年生編”をつなぐエピソードであることがいちばんの理由です。久美子が2年生のときの原作エピソードは他にもあるのですが、この流れがごく自然なのかなと思います。『誓いのフィナーレ』の最後で新部長となった久美子が慣れないポジションで奮闘するお話で、“久美子3年生編”のプロローグ的な立ち位置になればいいなと思

    久美子の日常と成長を描く 『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』石原立也監督インタビュー① | Febri
  • 久美子の日常と成長を描く 『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』石原立也監督インタビュー② | Febri

    ――アフレコも久しぶりだったと思いますが、感触はどうでしたか? 石原 キャストさんたちには全幅の信頼をおいていますから、僕としては今回もおまかせするだけでした。音響監督の鶴岡(陽太)さんからは「また新しい気持ちで作り上げよう」という言葉があったので、もしかしたらこれまでと違う部分もあったのかもしれませんが、最後まで違和感なく、皆さん素晴らしいお芝居をされたと思います。 ――演奏シーンの描写についてはどうでしたか? 石原 珍しかったのはマリンバですね。マリンバの演奏シーンは、専門的な言い方をすると「1コマ打ち」、つまり秒間24コマのフルアニメーションで描いているんです。でも、そうすることで逆にロトスコープ(実写映像をトレースして描く作画技法)っぽく見えてしまうのがちょっと悔しいです(笑)。トレースはせず、アニメーターが1枚1枚手描きで描いているんですよ。これは声を大にして言いたいです。 ――

    久美子の日常と成長を描く 『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』石原立也監督インタビュー② | Febri
  • ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第2回 ジブリヒロインと夏の思い出(中編) | Febri

    ――『風立ちぬ』以外のジブリ作品について、思い出などを聞かせてください。 ペイトン 私は『魔女の宅急便』がいちばん好きで、最初に見たのときは3歳か4歳くらいでした。家には原作のもあって、DVDもあって、どちらも何度も見ていましたね。その頃の家には黒がいたので、私はその子のことを勝手にジジだと思い込んで「いつしゃべるんだろう?」と思っていたことをすごくおぼえています(笑)。そのおかげで、今でも黒が大好きです。私の好きの原点でもあるんです。 ――数あるジブリ作品の中で「いちばん好き」な理由はどのような部分にありますか? ペイトン 好きなポイントはたくさんあるのですが……。まだ10代の思春期の女の子が、ひとりで「魔女になる」と言って旅立つお話ですが、まだまだ子供といえる年齢で、ひとり知らない街で暮らしていこうとする強さにまず惹かれたのをおぼえていますし、今でもカッコいいなと思いますね。あ

    ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第2回 ジブリヒロインと夏の思い出(中編) | Febri
  • ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第2回 ジブリヒロインと夏の思い出(前編) | Febri

    ――今回はジブリ作品の『風立ちぬ』をイメージした撮影でした。衣装もシチュエーションもハマっていましたが、撮影の感想を教えてください。 ペイトン 『風立ちぬ』といえば、まず思い浮かぶのが青空なんですけど、今日は曇り空で少し雨がパラつくこともありました。でも、そんな天候を味方にできるような傘の演出ができたので、晴れじゃなかったけれども撮影はすごく楽しかったです。 ――『風立ちぬ』というテーマを聞いたときはどのように捉えましたか? ペイトン 第1回の「変身ヒロイン」から大きく変わったので、最初に「そうきたか!」と驚きました。『風立ちぬ』は私も大好きな作品で、カメラの前ではヒロインの里見菜穂子を思い出して「儚くも明るくて強い女性」を意識していました。菜穂子は主人公の堀越二郎と美しくも切ない大恋愛をして、添い遂げる女性なので。「元気!」というよりも、少し物憂げな表情にも挑戦させていただきました。これ

    ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第2回 ジブリヒロインと夏の思い出(前編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第10回 小さな選択の積み重ねが自分を作ると気づいた 阿部真央さんの「どうしますか、あなたなら」(後編) | Febri

    ――「どうしますか、あなたなら」は明るい曲調でMVもコミカルですが、歌詞はなかなか強い調子で聞き手に問いかけるような内容です。印象に残ったフレーズを教えてください。 伊達 1番と2番のBメロ部分、「綺麗な丸をもらえても それ当に欲しいのか?」や「綺麗な丸は躓けば そのまま止まらず転げるよ」というところは考えさせられますね。丸にたとえているのが一見かわいらしいのですが、めちゃめちゃ深いというか。私にはきっと一生かかってもこんな風には書けないと思いますし、素敵だなと思いました。歌い出しの「『良い自分』で居たいと思うほど 苦しい」というのも刺さるフレーズですね。

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第10回 小さな選択の積み重ねが自分を作ると気づいた 阿部真央さんの「どうしますか、あなたなら」(後編) | Febri
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/07/31
    "一つだけ解っているのはこれは絶対に自分にしか解決できない事…ということで。迷っているというか、悩んでいる…大まかに言うと、自分が今、何をいちばんやりたいのかがわからない"
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第10回 小さな選択の積み重ねが自分を作ると気づいた 阿部真央さんの「どうしますか、あなたなら」(中編) | Febri

    TOP特集伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第10回 小さな選択の積み重ねが自分を作ると気づいた 阿部真央さんの「どうしますか、あなたなら」(中編)

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第10回 小さな選択の積み重ねが自分を作ると気づいた 阿部真央さんの「どうしますか、あなたなら」(中編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第10回 小さな選択の積み重ねが自分を作ると気づいた 阿部真央さんの「どうしますか、あなたなら」(前編) | Febri

    ――第10回は、新宿区の荒木町を舞台にしての撮影でした。 伊達 テーマとして挙げさせてもらった「どうしますか、あなたなら」は、MVをよく見ている楽曲で、日常を切り取ったような場面や、どこにでもある街中の様子がたくさん映像に出てくるので「そんな場所に行ってみたいな」とぼんやり考えていました。前回(第9回)は作り込まれた屋内でしたが、それとは正反対で、面白いところだなと思いました。 ――楽曲やMVのイメージから「迷っている」雰囲気を出せればいいなと思っていました。 伊達 衣装もボヘミアンな感じのものを用意していただきました。普段あまり着たことはなかったのですが、じつはこういうエスニック系のテイストが大好きで、お店を見かけると入りたくなってしまいます。今使っているポーチもそういうお店で買ったものなんですよ。だから今回の衣装やメイク、髪型はドンピシャで好きな感じだったので、撮影前からテンションが上

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第10回 小さな選択の積み重ねが自分を作ると気づいた 阿部真央さんの「どうしますか、あなたなら」(前編) | Febri
  • 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』矢野妃菜喜、大西亜玖璃、林 鼓子が語る「ニジガク」の今とこれから① | Febri

    ――新作エピソードOVA『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』が先月から劇場公開中です。すでにいろいろな反響が聞こえていると思うのですが。 大西 初日に舞台挨拶があったんですけど、そこで「どうでした?」って劇場に来てくれた方に聞いたら、すごく大きな声で「イェーイ!」って返してくれて。 矢野 当にライブ以上の声で(笑)。 林 もう、すごく楽しんでくれている感じが。 大西 うれしそうでした、みんな。もう興奮冷めやらぬ、みたいな。 矢野 見終わってホヤホヤの状態で感想を聞いているので、みんなのテンションが当に高くて。 林 「7回見た」と言っている方もいたね。 矢野 それも1日にね。 林 初日だったのに、そんな繰り返し見てくれる方もいて。 矢野 特典のクリアファイルを掲げてくれる方もいたね。 ――公開からしばらく経ったこのタイミングで、あらためて今回の作品の魅力やポ

    『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』矢野妃菜喜、大西亜玖璃、林 鼓子が語る「ニジガク」の今とこれから① | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第9回 初めて参加したライブで記憶に刻みつけられた きゃりーぱみゅぱみゅさんの「もったいないとらんど」(後編) | Febri

    ――「もったいないとらんど」をライブで聞いたとき、伊達さんは11歳。その頃、きゃりーさん以外にお気に入りだった音楽やアーティストはありますか? 伊達 きゃりーさんをきっかけに、笑顔で歌って踊ることに心が惹かれていって、AKB48さんなどのアイドルさんを好きになっていきました。まだ歌詞を読み解いたり、楽曲に聞き入ったりする年齢でもなかったので、笑顔で踊っているアイドルさんがまぶしくて。録画した番組を何回も巻き戻して、「この子が当にかわいくて!」と母親に話すと「でも、この子たちもすごく大変なんだよ」とよく言われました。でも、私は当時、どう大変なのかはわからなかったです。ずっとあとになって、大変さを感じさせないでパフォーマンスできるのがプロなんだなと思い知りました。 ――きゃりーさん以外の参加したライブでとくに印象に残っているものはありますか? 伊達 またback numberさんか、と言われ

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第9回 初めて参加したライブで記憶に刻みつけられた きゃりーぱみゅぱみゅさんの「もったいないとらんど」(後編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第9回 初めて参加したライブで記憶に刻みつけられた きゃりーぱみゅぱみゅさんの「もったいないとらんど」(中編) | Febri

    ――この連載では過去にも「3331 Arts Chiyoda」(第2回)のようなアートスペースを訪れていますが、普段、美術館に行くことはありますか? 伊達 イラストを見るのは好きで、たとえば、一見かわいい絵柄やキャラクターが描かれているけど、よく見ると人間が抱えている悩みを捉えているようなものに惹かれます。そういうものを見かけるとスマートフォンでイラストのバックボーンや作者の方について調べるのですが、しょっちゅう調べているので、SNSの「おすすめ」にもよく表示されます。ただ、実際に美術館に足を運んだことはあまりないですね。 ――そういった意味では、「あさくら画廊」は伊達さんの好みにも合っていたのですね。 伊達 めちゃめちゃタイプでした。怖い表現をポップに包んでいるのもそうですし、「どうしてここにこういうものが付いているんだろう?」と考えながら見てまわるのが楽しかったです。 ――学校の美術の

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第9回 初めて参加したライブで記憶に刻みつけられた きゃりーぱみゅぱみゅさんの「もったいないとらんど」(中編) | Febri
  • ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第1回 変身ヒロインに愛を込めて(中編) | Febri

    ――『プリキュア』以外で、好きな変身ヒロイン作品はありますか? ペイトン じつはいっぱいありまして、絞り切れない……。『美少女戦士セーラームーン』も大好きで、再放送を見て育ちました。ただ、保育園に通っていた頃で「『セーラームーン』ごっこしよう!」と『プリキュア』ごっこと同じ要領で言うと、みんな「セーラームーン……?」となってしまい、先生にしか伝わらなくて(笑)。当時の私は再放送だとわからず、リアルタイムで流れているアニメだと思って見ていたんです。だから、保育園のみんなも知っていると思っていて。 ――去年がちょうど30周年でしたからね。 ペイトン そうなんですよね! 『プリキュア』もそうですが、長く愛されているシリーズは年齢関係なく、みんな好きだなと思いますね。『セーラームーン』では月野うさぎちゃんが大好きです。ちょっと私に似ている、と思って。ドジだし、泣き虫だし(笑)。 ――この連載の告知

    ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第1回 変身ヒロインに愛を込めて(中編) | Febri
  • ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第1回 変身ヒロインに愛を込めて(後編) | Febri

    ――「虹色の10代」を過ごすとはまだ知る由もない、10歳の頃の自分に声をかけるとしたら? ペイトン 「アニメを好きでい続けてくれてありがとう」と、まずは伝えたいですね。『プリキュア』をはじめとするアニメが大好きで、自由帳に絵を描き続けていて、クラスの子に絵をのぞかれても、隠しながらも描いていました。「何、その絵!?」とからかわれたりもしたけど、それでもアニメを嫌いにならないでくれた。だから、「ありがとう」と伝えたいんです。 ――子供の頃にからかわれたりすると、気持ちが離れることもありますよね。 ペイトン 自分の「好き」をあきらめたくないという反骨精神を、あの頃の自分が持っていてよかったなと思います。10歳になると、そろそろ卒業しないといけないような空気もありましたから、「まだ『プリキュア』好きなの?」と言われたりもしました。私は、まったくそんなことは思わなかったんですけど。何歳でも、好きな

    ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第1回 変身ヒロインに愛を込めて(後編) | Febri
  • ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第1回 変身ヒロインに愛を込めて(前編) | Febri

    ――ペイトンさんの20歳の誕生日に第1回目が公開され、この連載がスタートすることになります。連載が決まったときの心境から教えてもらえますか? ペイトン とにかくうれしいと思いました。今年の3月に1stシングルをリリースした際にFebriさんにインタビューしていただいて、そのときの取材がとても楽しかったですし、今回は連載の第1回目でどんな撮影になるのか、自分のどんな表情や姿を見せていけるのか、すごくワクワクした気持ちになりました。 ――撮影を終えた直後ですが、どのような感想ですか? ペイトン 今まで着たことのない衣装、したことのない髪型をさせていただき、ますます今後が楽しみになりました。私自身、知らなかった私の一面を見ることができて、すごく新鮮です。これからも自分の知らなかった自分をどんどん表現していって、読者の皆さんに「こんなペイちゃん、見たことない」と感じてもらえるような連載にしていけた

    ペイトン尚未の「並行多元ヒロインズ」第1回 変身ヒロインに愛を込めて(前編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第9回 初めて参加したライブで記憶に刻みつけられた きゃりーぱみゅぱみゅさんの「もったいないとらんど」(前編) | Febri

    ――今回の撮影場所となった「あさくら画廊」の印象から聞かせてください。 伊達 事前に見せていただいたロケハン画像を見たときの印象は「わからない……」でした(笑)。でも、実際に来てみると、すごくポップで……ポップという言葉が合っているのかもわからないのですが、それでいて人間の闇みたいなものも見え隠れしていました。ピンク色でそれが覆い隠されているというか。その表現がすごく素敵だなと感じました。アーティストの方が元々おばあさまが実際に住んでいたお家を改造している、というのは聞いていたのですが、お部屋の香りがなんだかおばあちゃん家っぽいなというのは感じましたね。畳もありましたし。でも、その畳の上に窓ガラスが散らばっていたりして、びっくりしました。どうしておばあさまの家でこのような形のアートを作ろうと思ったんだろう?という疑問ももちろん湧いてきましたし、怖さも感じましたね。

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第9回 初めて参加したライブで記憶に刻みつけられた きゃりーぱみゅぱみゅさんの「もったいないとらんど」(前編) | Febri
  • ウッソ役・阪口大助とカテジナ役・渡辺久美子が語る 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実① | Febri

    TVアニメ『機動戦士Vガンダム』放送開始30周年記念企画。山裕介のインタビューに続いては、主人公・ウッソ・エヴィン役の阪口大助と、ヒロインにしてラスボスだったカテジナ・ルース役の渡辺久美子の対談を全3回でお届けする。まずは富野由悠季監督作品ならではの、厳しくも温かなアフレコ現場の独特な空気についての証言から。 ――今年は『機動戦士Vガンダム(以下、Vガンダム)』が放送開始から30周年になります。阪口さんはこの作品がほぼデビュー作なんですよね。 阪口 そうですね。くーさん(渡辺)はもうお仕事をされていて。 渡辺 とはいえ、『ガンダム』シリーズのタイトルは、それまで私が仕事をしてきたほのぼのした作品とは雰囲気がかなり異なるものでしたから。多少経験があったとはいえ、ほぼ新人に近い意識でしたよ。今でこそ、こんな風にのほほんとやっていますが(笑)、当時はまだ気を使わないといけないことがいっぱいあっ

    ウッソ役・阪口大助とカテジナ役・渡辺久美子が語る 『機動戦士Vガンダム』30年目の真実① | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第8回 いつかこんな風に思える日が来てほしいと感じた YOASOBIさんの「アドベンチャー」(後編) | Febri

    ――「アドベンチャー」以外にもYOASOBIさんの楽曲はよく聞くそうですが、他に好きな曲目を挙げると? 伊達 最近だと、現在放送されているTVアニメ『推しの子』のOP主題歌の「アイドル」も別の機会に語りたいくらい、めちゃくちゃ好きです。他では「群青」も好きですし、コアな楽曲まで網羅しているわけではないのですが、代表的なものはひと通り聞いていますし、どれもお気に入りですね。 ――YOASOBIの楽曲はどんなところが好きですか? 伊達 最初に聞いたとき、幾田りらさんのボーカルが、人間らしさをあまり感じさせない声をしているなと感じました。言い方が難しいのですが、音程やピッチに揺らぎがなくて、歌詞やメロディに込められた思いがスッと入ってくる声質だと思うんです。聞いている自分がいっぱいいっぱいな状況でも入り込みやすいですし、普段の生活で何かBGMがほしいなと思ったときに流してもなじんでしまう。「こう

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第8回 いつかこんな風に思える日が来てほしいと感じた YOASOBIさんの「アドベンチャー」(後編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第8回 いつかこんな風に思える日が来てほしいと感じた YOASOBIさんの「アドベンチャー」(中編) | Febri

    ――第8回のテーマとなった「アドベンチャー」は「レンズ越しの煌めきを」という、とある学生のコロナ禍の大学生活とUSJのエピソードがベースになっています。伊達さんは前回の連載で「コロナ禍で個人的に大きく生活が変わった実感はなかった」と話していましたが、周囲の人たちから悩みを聞くことはありましたか? 伊達 コロナ禍がいちばん厳しかった頃はまだ宮城にいて、そのときに入ってくるのはやはり宮城周辺の情報がほとんどでしたし、まわりにいる人たちからも「コロナに罹って症状が出た」といった話はあまり聞きませんでした。東京に出てきてから「いろいろなことが変わってしまった」という話を聞いて、ようやく事態の大きさがつかめて、ぞわっとした感じがあります。

    伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第8回 いつかこんな風に思える日が来てほしいと感じた YOASOBIさんの「アドベンチャー」(中編) | Febri
  • 伊達さゆりの「手さぐりの旅」 第8回 いつかこんな風に思える日が来てほしいと感じた YOASOBIさんの「アドベンチャー」(前編) | Febri

    ――浅草花やしきに来るのは初めて……ですよね? 伊達 初めて来ました! 浅草には何度か来ていて、近くに花やしきがあることも知っていたのですが、なんとなく「和」の雰囲気いっぱいの場所なのかなと思っていたんです。入ってみると、想像していたよりも子供向けのアトラクションが多いことにびっくりしました。メリーゴーランドなど、子供が乗りやすいサイズのものもありましたし、実際、園内には小さな子供たちがたくさんいて、いい意味で思っていたものとは全然違う場所でした。 ――今回は遊園地での撮影なので動きのある衣装を用意したのですが、膝が見える丈のスカートは昨年『Febri AUTUMN 2022』の撮影以来で、連載ではなにげに初めてでした。 伊達 こういったアシンメトリーな形のスカートがすごく好きなので、衣装の写真をいただいたときに「うれしい!」と思いました。カジュアルなのですが、鮮やかなオレンジも使われてい

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  • 藤澤慶昌② 劇伴の仕事を始める原点になった『カウボーイビバップ』 | Febri

    劇伴作家として活躍する藤澤慶昌に、影響を受けたアニメや劇伴について語ってもらうインタビュー連載。その第2回は、菅野よう子が音楽を手がけた『カウボーイビバップ』を取り上げる。テレビで偶然見かけて衝撃を受けたというオープニング曲「Tank!」との出会いが、彼を音楽とアニメの世界に呼び寄せた。 ――2目に挙がったのは『カウボーイビバップ(以下、ビバップ)』ですが、この作品を見たきっかけは? 藤澤 5歳上の兄の影響で、小学生の頃からロックにハマっていたんです。とくにMOTLEY CRUEやRattといったLAメタルを聞いていて、その流れでMETALLICAなどスラッシュメタルも聞くようになりました。高校時代、海外アーティストのライブ映像をよく流していたWOWOWに加入していた時期があって、何気なくテレビをつけたときに『ビバップ』がはじまったんです。それであのオープニング曲「Tank!」が流れて、

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  • 藤澤慶昌③ 劇伴に対する価値観が揺らいだ『宝石の国』 | Febri

    劇伴作家・藤澤慶昌のアニメ遍歴をたどるインタビュー連載。第3回は自身が劇伴を担当した『宝石の国』をピックアップ。人間ではない生命体が織りなす物語に対し、民族楽器の導入やフィルムスコアリングでの録音など、大胆な手法で臨んだ制作を振り返る。 ――3目は、フル3DCGで制作されたアニメ『宝石の国』です。藤澤さんが劇伴を担当している作品でもありますね。 藤澤 これまでの2で話してきたように、僕はずっと「物語やキャラクターに寄り添うかたちで音楽が存在するのがいい劇伴」という価値観で仕事をしてきました。ただ、『宝石の国』はの劇伴は異質で、物語やキャラクターから距離をとって制作することになりました。これまで人の生き様に引っ張られて音楽を生み出してきたのに、『宝石の国』のキャラクターは人ではなく人型の生命体であり、生き様とは異なる別の何かを抱えているんです。 ――それを踏まえて、価値観を転換する必要が

    藤澤慶昌③ 劇伴に対する価値観が揺らいだ『宝石の国』 | Febri