東大の藤垣裕子理事・副学長は7月12日、授業料改定を来年度入学者を対象に実施するかについて、11月までに最終決定を行うと発言した。2025年度入学者選抜に関する記者会見でコメントした。 藤垣理事・副学長は、来年度入学者に対する引き上げ有無の最終発表について、一般選抜の募集要項が公開される11月までに行うと発言。6月21日の「総長対話」での「遅くとも学部出願の募集時期に間に合うようにしたい」という趣旨の藤井輝夫総長の発言から一歩踏み込む形となった。学内で検討に関するコミュニケーションのプロセスを踏んでいるとし、夏ごろには途中経過の報告として総長が記者懇談会を行うとした。受験生に対するメッセージとして藤垣理事・副学長は、授業料改定について現段階で伝えられることはないとしつつ、決定がどのような形になったとしても「一生懸命勉強していただきたい」と答えた。 東大は5月16日に学務システムUTAS上で