もともと望遠鏡を欲しいと思ったときは、セレストロンではなくてミードだった。 今からすればもうずいぶん前になるが、小学生時代以来の長いブランクの後に、ミード社のLX200という望遠鏡を知ったときは大きな衝撃を受けた。それまでは大口径の望遠鏡といえばそれこそ巨大な扱いに困るようなものだったのが、シュミットカセグレン式のLX200は鏡筒がやけに短く、架台もある程度以上のクラスの望遠鏡なら当然の赤道儀に乗っておらずフォーク式の経緯台に乗っていてコンピュータ制御で動くのだという。口径20 cm、25 cm、30 cmとモデルがあったが、これならベランダ天文家でも20 cmくらいのモデルなら結構お手軽に使えるのではないか、と思った。思ったはいいが、そうはいってもやはり相当値の張るものだし、実際に買おうまでは行かず、なんとなく憧れの存在という感じだった。 一度、もしかしたら本当に買ってしまうかもくらいの