たとえば小説を読んでいて、「もっとよい方法があるのに」と思ったことはないだろうか? 悪者の正体を主人公に伝えられたなら、ヒロインの逃走を手助けできたなら、もっと上手くいくのに。そう感じたことはないだろうか? それを可能にするのが、3D小説だ。 3D小説はweb上で連載される小説だが、読み進めるだけではハッピーエンドは訪れない。 あなた――「読者たち」が協力し合い、問題を解決しなければならない。 そうすることではじめて、誰にも、作者にも描けなかったハッピーエンドがみつかる。 これは「ある理由」で私には救いようのない物語だ。 だが、あなたたちなら、必ず幸福なラストをみせてくれると信じている。 紹介動画 2013年5月に行われた、3D小説のプロト版 『It’s A MIRACLE WORLD』の紹介動画です。 ベルの音が聞こえる。 それはありふれた電子音だった。 電話のベル? 2回か3回、鳴り響