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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/otowa1962 (3)

  • アメリカの病その2 - 夜明けの曳航

    銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。 銃の携帯が認められているのも、このような価値観からくるものなのだ。 銃の所持は修正第2条で認められているが、それは州権説と私権説が対立していて、必ずしも個人の権利と確定しているわけではないが、ライフル協会の政治力が強くてなかなか決着がつかない。 社会に対して被害者意識をもち、なるべく多くの人と無理心中することによって恨みを晴らしたい思う人間は一定の確率でどんな国にも存在しうる。 日で起きた池田小学校の事件だってそのひとつだ。 でも、その際、銃という大量破壊兵器が簡単に手に入るかどうかで被害の範囲は全く違う。池田小学校の事件だって、日が銃社会だったら被害者の数はあんなものではすまない。 ましてや、アメリカは、残念ながらそうした被害者意識をもつ人間がでやすい社会だ。 移民で

    アメリカの病その2 - 夜明けの曳航
  • アメリカの病その1 - 夜明けの曳航

    銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。 4月16日のバージニア工科大学の乱射事件アメリカ社会のさまざまな問題を浮き彫りにする事件だった。 ニューヨーク州の弁護士資格をとったのも、アメリカ社会についてきちんと批判できる立場になりたかったからだが、アメリカの法律を勉強して感じるのは、アメリカ人のどうしようもない孤独と相互不信である。 法は常識の最大公約数的なものだが、さまざまな国からの移民で成り立っている国なので、共通する文化、宗教、考え方の基盤というものがなく、誰にでも通用する常識というものはない。 そのために、法という規範には細かくいろいろなことを書き込まねばならない。 その法を横断的に見てみるとひとつの前提がみてとれる。 それは、「自分以外は誰も信用できない。自分の城=家を一歩出れば全部敵である。絶対的な信頼

    アメリカの病その1 - 夜明けの曳航
  • ショックのあまり禁を破る - 夜明けの曳航

    銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。 私は立場上、勤務先の大学の問題は告発しても、直接教えている学生の問題は、どんなに社会に問いたい問題があっても、ここでは絶対に書かないようにしようと自戒してきた。(いずれ立場が変われば別の媒体には書く予定だけど) 同じように、よそのロースクールの学生のこともとやかくいうのはやめようと思っていたのだけれど、あまりにもショックを受け、まさかこれが一般的なロースクールの学生の姿ではないですよね(もし、そうだったら世も末だ)、と確認したいがために、禁を破る。 某(うちではない)ロースクールを卒業して、残念ながら今年の新司法試験には不合格だった人のブログに、こんなくだりがあった。 「実務にもし出られたら、みんなに追いつけるよう、また私が実務に出られなかったために苦しんでいる多くの方々の

    ショックのあまり禁を破る - 夜明けの曳航
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