2017年7月のTime誌にある精神科医の話が掲載されていました。 精神科医のオークランダー氏は、多忙な仕事と不規則な生活から肉体と精神の不調を感じていました。そこで、かねてから自分が患者に「運動の重要性」を説いていたように、自分もトレーナーをつけて筋トレを始めてみたのです。 筋トレを初めて1ヶ月後、オークラウンダー氏は自身の変化についてこのように述べています。 「睡眠時間が少ないにもかかわらず、ぐっすりと眠れるようになりました。そしてエネルギーに満ち溢れている自分に気づきました」 このコメントを裏付けるように、2017年7月、世界で初めてレジスタンストレーニング(筋トレ)と睡眠についてのシステマティックレビューが雑誌Sleep Medicine Reviewsに掲載されたのです。 ✻システマティックレビューとは、質の高い研究データを集め分析した、もっともエビデンスレベルの高い報告。 著者
ワークライフバランスのコンサルティングを行う中で、「働き方改革をやります!」というと、管理職世代の方、また若手層から「若いうちは、がむしゃらに仕事をする時期も必要なのではないですか?」というご質問をよくいただきます。 今回はこの疑問について考えてみたいと思います。 疑問を投げかけたくなる背景 まずは、そういったことを言いたくなる背景を探ってみましょう。 管理職世代には、自らの成功体験から、成長のためにわき目もふらず働いていた時期をお持ちの方が多くいらっしゃいます。 一方若手は、そんな成長体験を武勇伝として聞いたことで、なんとなく手段を問わず長時間働いた方がいいのかなぁ…という思いがあるように感じます。また、学生時代の部活動や論文作成プロセスで、がむしゃらに努力したことが実った成功体験があると、それをもう一度やれば成功が待っていると思っていることもあります。 それぞれの成功体験をどう生かせば
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