映画や他のメディアによる暴力の描写が、実社会における暴力を増加させているというのは1920年代より言われてきた。だが、Stetson大学が行った2つの研究によれば、暴力を描写した映画やゲームなどのメディアの消費と、実社会における暴力発生率増加との関連性がないことが分かったとのこと(Eurek Alert、Slashdot)。 1つ目の研究では、1920年から2005年までの暴力を描写した映画と殺人発生率との関連性を調査した。2つめの研究では、1996年から2011年までの暴力を描写したビデオゲームの消費量と若年層における暴力行為発生率との関連性を調べた。その結果、いずれにおいても暴力を描写したメディアの消費は実社会における暴力の発生率を左右するものではないことが分かったという。 暴力発生率増加の問題を解決しようとしても、原因を誤って特定してしまうことで、本来ならばもっと追求されるべき、貧困