心拍数に異変を感じていた妊婦が、Apple Watchで心電図(ECG)を測定してみたところ「判定不能」という結果が出ました。心臓発作につながる恐れのある異常の発見につながり、緊急帝王切開で無事に出産できました。医師は、Apple Watchなどの測定結果を診察に活用することが有益である一方、自己判断せず、医師の診察を受けるよう警鐘を鳴らしています。まもなく公開されるwatchOS11では、妊娠中に有益な機能が追加されます。 Apple Watchの心電図アプリが示した「判定不能」 小児循環器医として勤務し、心臓病の子どもたちの治療にあたっているレイチェル・マナロさんは、妊娠18週だった2022年初めに、心臓がドキドキしたり落ち着いたりするのが繰り返され、疲労感や息切れ、めまいといった症状に見舞われはじめました。 妊娠33週目に、心臓の鼓動が速い状態が続くことに違和感を覚えたレイチェルさん