米小売・IT大手アマゾン・ドットコムと米小売大手ウォルマートのロゴ(2019年4月11日作成)。(c)DAVID MCNEW and NICHOLAS KAMM / various sources / AFP 【4月12日 AFP】米小売市場の覇権をめぐる米小売・IT大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)と米小売大手ウォルマート(Walmart)のつばぜり合いが11日、賃上げと租税回避疑惑をめぐる悪口合戦に発展した。 口火を切ったのは、アマゾンのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)最高経営責任者(CEO)。株主宛ての年次書簡の中で、最低賃金を時給15ドル(約1680円)に引き上げてみろと挑発したのだ。 「わが社は常に他社に負けない賃金を提示してきたが、それ以上の賃金を提示する時が来たと判断した」とベゾス氏は述べ、次のように続けた。 「小売業界最大の競合他社(どこを指すかは分かる