13日午前8時20分ごろ、東急電鉄田園都市線の用賀−桜新町間を走行中の普通電車の車内で、焦げ臭いにおいが立ち込める騒ぎがあった。東急電鉄によると、乗客の女性が持っていた米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」が発煙したのが原因とみられる。 普通電車は桜新町駅に停車後、8分遅れで発車。けが人や体調を崩した乗客はいなかった。 東急電鉄によると、普通電車は中央林間発清澄白河行きの10両編成で、異臭がしたのは5両目。停車した桜新町駅で、乗客の女性が状況を確認中の駅員に、持っていたiPodが発煙したと申し出た。 経済産業省によると、「iPod nano」の初期モデルでは、充電中に発火したり過熱する事故が相次ぎ、平成19年11月以降、4人が軽いやけどを負うなどしている。