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ブックマーク / markethack.net (109)

  • ギリシャはナゼEU首脳会談で決まったギリシャ支援策を国民投票にかけるのか : Market Hack

    欧州株式市場が急落しています。 その原因は昨日ギリシャが「先日EU首脳会談で決めた包括戦略に関して、ギリシャ国民にその是非を国民投票で問う」と宣言したからです。 パパンドレウ政権がギリシャ支援策をレファレンダム(国民の直接投票)に付す理由は、有り体に言えばそうしない限り、パパンドレウ政権は崩壊し、ギリシャ支援策の条件となっている財政切り詰めは実現見込みが無いからです。 レファレンダムは博打だけれど、若し一縷の望みでこれが賛成多数で可決されれば、パパンドレウ政権はヨーロッパのリーダー達に対して約束した事を果たすことが出来るのです。 世論調査では現在ギリシャ国民の59%はギリシャ支援策の条件となっている財政切り詰めに反対の立場を取っています。 だからこれは「ダメもと」の勝負だと言えます。 さて、欧州の機関投資家は「レファレンダム」という言葉を聞いただけで失禁するほどビビります。 その理由はレフ

    ギリシャはナゼEU首脳会談で決まったギリシャ支援策を国民投票にかけるのか : Market Hack
  • アップル(ティッカー:AAPL)の決算は落胆すべき内容だった : Market Hack

    引け後にアップルが第4四半期(9月期)の決算を発表しました。 数字は以下の通りです。: 第4四半期(9月期) EPS 予想$7.27 ウィスパー$8.42 実績$7.05 売上高 予想292.8億ドル 実績282.7億ドル 海外比率 実績63% また来期、つまり2012年第1四半期(12月期)のガイダンス次の通りです: 第1四半期(12月期) EPS 予想$9.01 ガイダンス$9.30 売上高 予想367億ドル ガイダンス370億ドル グロスマージン 予想39.7% ガイダンス40.3% 今期の製品別出荷台数は次の通り: 出荷台数 iPhones 予想2,100万台 実績1,707万台 Mac 予想450万台 実績489万台 iPad 予想1,200万台 実績1,112万台 売上高が予想を下回った主因はiPhonesの売上台数が予想を下回った事によります。これはiPhone4Sの新製品発

    アップル(ティッカー:AAPL)の決算は落胆すべき内容だった : Market Hack
  • どん底時代のスティーブ・ジョブズの思い出 : Market Hack

    スティーブ・ジョブズは「コンピュータはこうあるべきだ」という視点から物事を考えることが出来る稀有な才能を持った人でした。 「こうあるべきだ」という意見は、見方によっては個人の価値観の押し付けに他なりません。 ジョブズはその価値観の押し売りを率先してやりました。 逆に「いま世間で何が売れているか?」を観察し、その時流に迎合した製品を慌てて企画するというやり方を心から軽蔑していました。 これはつまり「is」ではなく「should」に基づいた経営です。 おのずとアップルの製品作りにはジョブズの審美眼が色濃く反映されます。アップルの新製品発表会がエキサイティングだった理由はこの卓越した未来の予見者からの「ご神託」が聞けたからです。 そのジョブズも常に正しかったわけではありません。失敗作もいろいろありました。 彼個人の主観を消費者に押し付けるわけですから、その全てが受け入れられるわけではないのです。

    どん底時代のスティーブ・ジョブズの思い出 : Market Hack
  • 米HPのパソコン事業分離は正しい決断 でも市場は暫く評価しないだろう : Market Hack

    ヒューレット・パッカード(ティッカー:HPQ)が決算発表に絡めて今日、2つの発表をしました。 先ず英ソフトウエア会社、オートノミーを103億ドルで買収するという発表をしました。 次にパソコン事業をタックスフリー・スピンオフで分離すると発表しました。なおこれに伴い以前買収したパームのスマートフォン事業はソフトウエアだけを残して事業を打ち切る予定です。タブレットもやめます。 さて、決算自体は: EPS 予想$1.09 実績$1.10 売上高 予想312億ドル 実績312億ドル とほぼ予想通りでした。 しかし来期の見通しに関しては: EPS 市場予想$1.31 新会社側予想$1.14(中値) 売上高 市場予想340億ドル 新会社側予想323億ドル(中値) と引き下げられています。 今日の買収ならびに事業分離のニュースはザラバ中に漏れ、それを見て慌てて会社側が繰り上げてリリースを出す場面がありまし

    米HPのパソコン事業分離は正しい決断 でも市場は暫く評価しないだろう : Market Hack
  • Twitter(ツイッター)から創業メンバーの大脱走がおきている : Market Hack

    今日、Twitterの創業メンバーのひとりであるビズ・ストーンが「辞める」と自分のブログで発表しました。 彼は一足先に同社を辞めたもうひとりの創業メンバーのエヴァン・ウイリアムズが現在働いているObvious(オービアス)に加わるのだそうです。 Obviousには元ツイッターのジェイソン・ゴールドマンも居ます。 このところツイッターの周辺は結構ごたごたしていましたが、これでかなりスッキリしてしまった観があります。 それにしても最近のシリコンバレーは物事が展開するスピードがまた速くなってきていますね。ドットコム・バブル華やかなりし往時を偲ばせるものがあります。 乗っちゃうか?ワープスピード。

    Twitter(ツイッター)から創業メンバーの大脱走がおきている : Market Hack
  • クラウドは消耗戦 これで得するのは消費者と武器商人のみ フュージョンIOが漁夫の利 : Market Hack

    アップルのiCloudについては多くのことが書かれているので今更詳しくは書きません。ただハッキリしているのは「四人組」と呼ばれるグーグル、アップル、アマゾン、フェイスブック間での顧客取り込み競争は一段と熾烈化する一方で、おのおのの会社は自分の得意分野を防御するのに一層必死になっているという事です。 アマゾンはクラウドに音楽を保管するサービスとして: 5000曲なら年間50ドル 2万曲なら年間200ドル という料金体系を発表したばかりですが、その数日後にはアップルが: 2万5千曲までなら年間24.99ドル という事を先日のWWDCで発表しています。 この場合、攻めているのはアマゾンであり、守っているのはアップルです。 いや、もっと踏み込んだ言い方をすれば「アマゾンに攻勢を仕掛けられたので、アップルはiCloudの価格設定で譲歩を余儀なくされた」のです。 同様の事は他のドメインでも起こりました

    クラウドは消耗戦 これで得するのは消費者と武器商人のみ フュージョンIOが漁夫の利 : Market Hack
  • 豪ドルは長期的に見て魅力ある通貨だ : Market Hack

    相場の世界では「天災は買いだ」といわれますが、現在のオーストラリアは正しくこれに当てはまると思います。 オーストラリア東北部と東南部を襲った豪雨による洪水で同国は今、結構たいへんな事になっています。 このため豪ドルも神経質な動きになっています。 洪水はまだしばらく続きそうだし後片付けも大変な作業になると思います。 でもこれでオーストラリアという国が駄目になるという事ではありません。 オーストラリア経済のファンダメンタルズは強いし、今後の成長のシナリオは描きやすいです。 またオーストラリアと日の経済のファンダメンタルズには大きな格差があるので、両国の金利差はチョッとの事では縮まらないと思います。 それは豪ドルをロングするというストラテジーが基的には正解だという事を意味すると思います。 そこで目先的な相場のすべった、ころんだはチョッと横にどけておいて今日は向こう2年程度の長期でオーストラリ

    豪ドルは長期的に見て魅力ある通貨だ : Market Hack
  • 僕が64歳になったら、、、ソーシャル・ネットワークのアメリカでの使われ方 : Market Hack

    ビートルズの唄に『ホェン・アイム・シクスティ・フォー』というのがあります。直訳すれば「僕が64歳になったとき」という意味です。 歌詞はこんな調子です、、、 僕が年を取って髪の毛が薄くなったとき ずっと先の話だけど 君はそれでもバレンタイン・デーには贈り物をして呉れるかい? 僕の誕生日にはワインでお祝いして呉れるかしら 君の電灯が切れちゃった時には 僕はヒューズを直したりなんかすることも出来る 君は暖炉のそばでセーターを編み 日曜日の朝には自転車に乗ろう 庭いじりをして雑草を除いて これ以上の人生ってあるだろうか? そのとき君はまだ僕のことを必要とするだろうか 君はご飯を作って呉れるかしら? 僕が64歳になってもね 夏になればワイト島のコテージでも借りて バケーションするというのはどうだろう? もし家賃が余り高くなければの話だけれど さて、この唄が作曲されたのは今から40年も前ですけど、64

    僕が64歳になったら、、、ソーシャル・ネットワークのアメリカでの使われ方 : Market Hack
    sotokichi
    sotokichi 2010/12/13
    非コミュの俺死亡確定。
  • 終わってる国日本 起業動向から見た危機感の欠如 : Market Hack

    オワタ、、、 『グローバル・アントレプレナーシップ・モニター 2009グローバル・レポート』を読んだ僕の率直な気持ちです。 ギリシャの直面している問題を見て、(明日は我が身)と感じている投資家も多いかと思います。 ギリシャをはじめとするPIIGS諸国の抱える共通の問題は財政収支や膨れ上がった国家負債の問題ですが、突き詰めて言えば赤字額や負債総額が問題なのではありません。問題は「返済できるアテがあるか?」ということです。 これをわかりやすい例を出して説明します。 アメリカの大学生はビジネス・スクールやロー・スクールに進学するとき授業料が高いので多くの負債を学資ローンというカタチで背負込みます。 社会に出たばかりの若者がいきなり大きな借金を背負込んでのスタートというのは可哀想な気がするけど、人生の前途が洋々としていれば、借金は何とか返してゆけます。 反面、定年退職後のシニア層は新しく巨額の

    終わってる国日本 起業動向から見た危機感の欠如 : Market Hack