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ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (14)

  • 【読書感想】「叱れば人は育つ」は幻想 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    「叱れば人は育つ」は幻想 (PHP新書) 作者:村中 直人PHP研究所Amazon Kindle版もあります。 「叱れば人は育つ」は幻想 (PHP新書) 作者:村中 直人PHP研究所Amazon 脳・神経科学などの知見から、著者は、叱ることには「効果がない」と語る。 叱られると人の脳は「防御モード」に入り、ひとまず危機から逃避するために行動を改める。 叱った人はそれを見て、「ほら、やっぱり人は叱らないと変わらない」と思ってしまうのだが、叱られた当人はとりあえずその場の行動を変えただけで、学びや成長を得たわけではないのだ。 そして厄介なことに、人間には「よくないことをした人を罰したい」という欲求が、脳のメカニズムとして備わっているため、叱ることで快感を得てしまうのである。 では、どうすれば人は成長するのか。書は臨床心理士・公認心理師で、発達障害、不登校など特別なニーズのある子どもたち、保護

    【読書感想】「叱れば人は育つ」は幻想 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】アップル帝国の正体 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    アップル帝国の正体 作者: 後藤直義,森川潤出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/07/16メディア: 単行この商品を含むブログ (13件) を見る こちらはKindle版です。 アップル帝国の正体 作者: 後藤直義,森川 潤出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/07/12メディア: Kindle版この商品を含むブログ (7件) を見る 内容紹介 1976年、スティーブ・ジョブズが立ち上げた小さなパソコンメーカーは、約35年の時を経て、50兆円を超える時価総額をほこる巨大メーカーに変貌した。多くのアップルファンは、その美しいデザインや斬新なアイディアを絶賛し、カリスマ経営者だったジョブズの遺した言葉の一つ一つに今も酔いしれている。 しかし。その徹底した秘密主義ゆえに、多くのメディアはいまだにアップルの正体を突き止められずにいる。例えば、軍隊のような組織作りや、植民地経

    【読書感想】アップル帝国の正体 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】(株)貧困大国アメリカ - 琥珀色の戯言

    (株)貧困大国アメリカ (岩波新書) 作者: 堤未果出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/06/28メディア: 新書この商品を含むブログ (47件) を見る 内容紹介 1% vs 99%の構図が世界に広がる中、元のアメリカでは驚愕の事態が進行中。それは人々の卓、街、政治、司法、メディア、人々の暮らしを、音もなくじわじわと蝕んでゆく。あらゆるものが巨大企業にのまれ、株式会社化が加速する世界、果たして国民は主権を取り戻せるのか!? 日の近未来を予言する、大反響シリーズ待望の完結編。 堤未果さんの『貧困大陸アメリカ』シリーズの最新作(完結編だそうです)。 この新書を読んでいる途中で、「あーはいはい、そんな感じだよなー」と、特に驚くことすらなく、読み流している自分に気づき、愕然としました。 シリーズの第1作『貧困大陸アメリカ』を読んだときには、「自由の国」で行われている、「貧困

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  • 【読書感想】時代を彩った名機たち〜1980年代・国産パソコン戦国時代を振り返る ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    時代を彩った名機たち?1980年代・国産パソコン戦国時代を振り返る: マイナビ 作者: みやびはじめ出版社/メーカー: マイナビ出版発売日: 2013/03/18メディア: Kindle版 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る 内容紹介 富士通FM-7やシャープX1、ソードm5やMZ-700といった、1982年に発売された日国内メーカー製パソコンたちを中心に、当時の日で繰り広げられていた「国内パソコン戦国時代」を振り返る一冊。 そのパソコンは、発売時ユーザーからどんな評価を受け、どんな活躍をし、そして…どうして消えていったのか。後に訪れる、Windows 95/Macintosh旋風で消えていく日国内メーカーパソコンたちの栄枯盛衰を、当時のユーザーである著者の視点から語ります。 これはなんという「おっさんホイホイ」…… ☆5つなんですが、この、「読む人を選ぶ一冊」

    【読書感想】時代を彩った名機たち〜1980年代・国産パソコン戦国時代を振り返る ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】わかりあえないことから ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書) 作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/10/18メディア: 新書購入: 7人 クリック: 79回この商品を含むブログ (48件) を見る 内容紹介 日経団連の調査によると、日企業の人事担当者が新卒採用にあたってもっとも重視している能力は、「語学力」ではなく、「コミュニケーション能力」です。ところが、その「コミュニケーション能力」とは何を指すのか、満足に答えられる人はきわめて稀であるというのが、実態ではないでしょうか。わかりあう、察しあう社会が中途半端に崩れていきつつある今、「コミュニケーション能力」とは何なのか、その答えを探し求めます。 内容(「BOOK」データベースより) 近頃の若者に「コミュニケーション能力がない」というのは、当なのか。「子どもの気持ちがわからない」というのは、

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  • 海洋堂は「ブラック企業」なのだろうか? - 琥珀色の戯言

    参考リンク:オタクを超えた精巧さ!大英博物館も認める技術集団:海洋堂社長 宮脇 修一(みやわき・しゅういち)氏(テレビ東京『カンブリア宮殿』2012年9月27日放送分) 海洋堂のフィギュアは僕も大好きなので、この番組、興味深く観ました。 (番組の概略は、上の「参考リンク」のページを見ていただければわかると思います) 僕はこの回を見ながら、海洋堂は「ブラック企業」なのだろうか?と、ずっと考えていたんですよね。 村上隆さんが海洋堂を「オタクのハプスブルグ家」と評していたのには笑ってしまったのですけど、海洋堂というのは、1軒の模型店に集まってきたマニアたちがつくってきた会社なのだそうです。 既存のモデルに飽き足らなくなったマニアたちが、「自分で自分を満足させられるモデルをつくる」ことからはじまり、同好の士たちが次第に集まってきて、いまの形になったのです。 いまでもマーケティングはせず、「他社より

    海洋堂は「ブラック企業」なのだろうか? - 琥珀色の戯言
    sotokichi
    sotokichi 2012/10/01
    ジョブズがAppleでやっていたのもこの方向だったのだと思う。
  • 【読書感想】78歳いまだまんが道を… ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    78歳いまだまんが道を 作者: 藤子不二雄A出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/08/24メディア: 単行購入: 5人 クリック: 19回この商品を含むブログ (9件) を見る 内容紹介 藤弘氏とのコンビでペンネーム「藤子不二雄」でデビューを果たして以来、漫画人生六十年! その途中下車だらけの「まんが道」秘話をユーモアたっぷりに綴る。 内容(「BOOK」データベースより) 「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」「プロゴルファー猿」etc.漫画の創生期から現代まで疾走するAのドキュメント。山あり谷あり回り道ありの「まんが道」秘話をドーンと収録。 ああ、A先生まだまだお元気で嬉しいなあ…… 現在78歳の藤子不二雄A先生、いまも3の連載を抱え、平日は電車で仕事場に通っておられるそうです。 手塚治虫先生が藤子不二雄にとっての「神様」だったように、僕にとっては、藤子不二雄先生が「神

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  • 【読書感想】林檎の樹の下で 〜アップルはいかにして日本に上陸したのか〜 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    林檎の樹の下で ~アップルはいかにして日に上陸したのか~ 作者: 斎藤由多加出版社/メーカー: オープンブック発売日: 2011/10/17メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る 2017年に分冊・新装版が出ています。 林檎の樹の下で(上)禁断の果実上陸編 アップルはいかにして日に上陸したのか 作者: 斎藤由多加出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/11/21メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る林檎の樹の下で(下)日への帰化編 アップルはいかにして日に上陸したのか 作者: 斎藤由多加出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/11/21メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 内容紹介 アップルコンピューター初の日市場での総代理店は繊維メーカー「東レ」だったという事実。奔放な

    【読書感想】林檎の樹の下で 〜アップルはいかにして日本に上陸したのか〜 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    sotokichi
    sotokichi 2012/07/03
    今じゃ製品の多言語同時対応を売りにしてるんだから、隔世の感。/確かに腹立つ。w
  • 僕がアップルで学んだこと ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書) 作者: 松井博出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2012/04/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 198回この商品を含むブログ (32件) を見る 出版社/著者からの内容紹介 「スティーブ・ジョブズがアップルに戻ってきて行った仕事。 それは、働く"環境"を徹底的に変えたことです」(文より) 一時はその存続が危ぶまれたアップルという会社が、回復に向けて どのような環境を構築し、人材を集め、優れた製品やサービスを生み出すに至ったのか。 書は、その一部始終を経験した元・米国社シニアマネージャーが語る指南書です。 スティーブ・ジョブズの着眼点と彼が用いた手法、 そしてそこから著者が学んだノウハウには、 これからの社会を生きていくうえでのヒントが数多く含まれています。 内容(「

    僕がアップルで学んだこと ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 2012-02-01 香山リカさんを「無能」と切り捨ててしまうことへの違和感 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:いま、香山リカ女史の無能さがヤバい: やまもといちろうBLOG(ブログ) 僕もあの『朝まで生テレビ』を録画して観たのですけど、それはもう、胸がすくくらいの打ち負かされっぷりでした、香山さん。 なんかもう、「さんせいのはんたいは、はんたいなのだ!」って感じにも見えましたし。 でも、こういうネットでの香山さんへの厳しい反応をみていると、「そこまで言わなくても……」という気がしてくるんですよね。 1年ほど前、香山さんの自伝が新書として発売されました。 『「だましだまし生きる」のも悪くない』感想(琥珀色の戯言) この中で、香山さんは、こんなふうに語っておられます。 自分の半生について、語る。 なんとむずかしいことか。いや、複雑すぎてむずかしいわけではない。 私の場合、人生があまりに単純すぎて、語るべきことも何もないのだ。 「約半世紀前に生まれて、大きな病気もせず、これといって目立った業

    2012-02-01 香山リカさんを「無能」と切り捨ててしまうことへの違和感 - 琥珀色の戯言
  • 『スマイリーキクチ事件』から、何も学ぶことができなかった人々へ - 琥珀色の戯言

    参考リンク:「虚偽報道による名誉毀損」で産経新聞社と同社記者を提訴しました(辻元清美:BLOGOS) 僕は辻元さんの目立ちたがりのところが好きになれないし、他人に対しては強い言葉で批判するものの、自分に対して甘いところ、そして、これまで政治の世界でみせてきた信条については嫌いです。 しかしながら、この記事の最後の「意見」は、あまりにも酷すぎる。 「お前はそういう人間だから、嘘を新聞に書かれても仕方がない。お前が反省しろ」とか、「その記事、15年前に何かで読んだ記憶が確実にある(でも手元にはない)」とか、「火のないところに煙は立たない」とか。 もうね、あえて言わせてもらいます。 マスコミの虚偽報道を告発している人間が嫌いな辻元さんだからといって、わざわざ「意見」のところに辻元さんの悪口を書いて「自分は国のために尽くしている」なんて思っている連中って、あまりにも愚かすぎる。 たしかに、「公人

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  • 「落語とは人間の業の肯定である」 - 琥珀色の戯言

    訃報:落語家の立川談志さん死去、75歳(毎日jp) カリスマ的人気を誇った落語家で元参院議員の立川談志(たてかわ・だんし<名・松岡克由=まつおか・かつよし>)さんが21日午後2時24分、喉頭がんのため東京都内の病院で死去した。75歳。葬儀は23日、密葬で行われた。後日お別れの会を開く予定。喪主は則子(のりこ)さん。 東京都出身。1952年、16歳で五代目柳家小さんに入門、小よしを名乗った。63年、五代目談志を襲名し真打ちに昇進した。 「伝統を現代に」を掲げ、江戸情緒を大切にしながらも現代的な感性で古典落語を捉え直し、新たな息吹を与え、戦後落語界の風雲児となった。欠点だらけの人間の生きざまを描くのが質として「落語とは人間の業(ごう)の肯定」と唱え、卓越した心理描写で語る「芝浜」や「紺屋高尾」などの人情ばなしを得意ネタとした。 昨日、立川談志師匠の訃報を聞きました。 僕は直接談志さんの高

    「落語とは人間の業の肯定である」 - 琥珀色の戯言
  • 韓流エンタメ 日本侵攻戦略 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    韓流エンタメ 日侵攻戦略 (扶桑社新書) 作者: 小野田衛出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2011/09/01メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (5件) を見る 内容紹介 少女時代、KARAはなぜ売れた? 日人の知らないK-POPビジネスの光と影を、関係者の証言をもとに構築 2003年、ぺ・ヨンジュン主演のドラマ『冬のソナタ』から始まった韓流ムーブメントは、2010年に少女時代やKARAなど K‐POP勢が日進出したことによって新章に突入した。当初はオバさんばかりだったファン層も、今では完全に様変わりし、 「韓流の聖地」と化した新大久保ではド派手なハングル文字のネオンが深夜までギラギラ光り、週末ともなると若いK‐POPファンの若い女性が 束となって道に溢れている。事実、新大久保に年間訪れる旅行者の数は東京タワーを超え、いまや第二の原宿と化しているほどだ。

    韓流エンタメ 日本侵攻戦略 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 世の中には、天性の「イジメ上手」がいる。 - 琥珀色の戯言

    ※2012年10月1日追記。 当エントリに関する大久保博元氏に対する言及は、2010年7月のサンケイスポーツの記事に基づくものです。 大久保氏や菊池選手、その他の西武ライオンズの選手の「菊池選手イジメ」について僕が書いた内容は、すべてこの記事や当時のその他の報道からの僕個人の想像ですので、ご承知いただいたうえお読みいただければと思います。 なお、この件に対する大久保氏人へのインタビューをこちらで紹介しています。 サンケイスポーツの記事より。 プロ野球の西武は29日、選手に対する暴行行為や指導方法に問題があったとして大久保博元2軍前打撃コーチ(43)を解雇したと発表した。大久保前コーチは22日にコーチを解任され、球団部長付となり自宅謹慎となっていた。さらに暴行を受けていたのはドラフト1位の雄星投手(19)=岩手・花巻東出=であることも明らかになった。 埼玉県所沢市内の球団事務所で記者会見

    世の中には、天性の「イジメ上手」がいる。 - 琥珀色の戯言
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