人工知能(AI)に焦点を当てたMicrosoftの新PCシリーズ「Copilot+ PC」は、同社の最高経営責任者(CEO)のサティア・ナデラ氏が「すべてのベンチマークにおいてベストなスペック」と称したことで知られていますが、一つ大きな難点が見つかった、とThe Wall Street Journalが伝えています。 AIを使うユーザーはゲームをプレイしない? Copilot+ PCは、CPU、GPU、Neural Processing Unitを統合したArmベースのQualcomm Snapdragonチップを搭載しています。ということは、x86チップ・アーキテクチャ向けに設計された人気のPCゲームを実行できないという問題が発生しますが、MicrosoftはApple MacのRosetta 2に相当するPrismを設計することで対処を試みました。 しかしながら、このPrismを使用し
期待のARM版Windows 10に待った? Intelが特許問題をちらつかせる理由:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/2 ページ) 今日のPCにはIntelが開発した「x86」のプロセッサが欠かせない。最初のx86プロセッサ「Intel 8086」は、39年前の1978年6月8日(米国時間)に登場した。 これを記念して、米Intelが自社のWebサイトに掲載した記事が話題を呼んでいる。Intelは同記事で競合他社が進めている「x86エミュレーション技術」について触れ、この技術が同社が持つ「x86 ISA(命令セットアーキテクチャ)の特許」を侵害している可能性を指摘しているのだ。 現時点でIntelは具体的なアクションを起こしていないが、MicrosoftとQualcommが2017年第4四半期に「Snapdragon 835搭載のWindows 10デバイス」を投入すると予
米Intelは6月8日(現地時間)、x86誕生39周年に寄せる公式ブログ投稿で、「Intelの許可なくx86 ISAをエミュレートしようとしている複数の企業があると報じられている。(中略)われわれは非合法な特許侵害を歓迎しない」と主張した。 直接的ではないが、これは明らかに「Snapdragon 835」搭載Windows 10ノートへの警告だ。 米Microsoftと米Qualcommは昨年12月の「WinHEC」で、次世代Snapdragonプロセッサ(Snapdragon 835)搭載デバイスでWindows 10をサポートすると発表。5月の「COMPUTEX TAIPEI 2017」で、台湾ASUS、米HP、中国Lenovoなどが“間もなく”対応ノートPCを発売すると発表した。 この「Snapdragon 835 Mobile PC Platform」は、かつての「Windows
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