フーリエ変換のページで触れたように、フーリエ変換は「連続な関数」 の変換です。 ディジタル信号はサンプリングされています。これを離散信号(Discrete signal)と言います。 離散時間でのフーリエ変換 フーリエ変換を、サンプリングされた離散信号(つまりディジタル信号)について考えて見ましょう。 連続関数のフーリエ変換(1)式は、無限時間の積分です。積分というのは、ある関数の面積を求める作業ですね。 と言う事は、サンプリングされた信号で言えば、そのサンプリング点のみが値を持つ訳ですから、全てのサンプル値を加算すれば、それは面積を求めることと同じですよね。 つまり、積分の代わりに、サンプリング・ポイントでの無限の足し算をすればよいわけです。 (10) これが定義式になります。(毎度の事ながら、数学的には厳密な解釈じゃないです)T はサンプリング周期(=1/fs)、n は整数です。 この