ダイヤモンド社 2002年9月 東浩紀氏の「情報環境論集S」(講談社 2007年8月)の「情報自由論」を読んでいたら、そこに本書が紹介されていた。 F・フクヤマは例の「歴史の終わり」で悪名をはせた?ひとで、東側が崩壊して西側が勝利したことで、理念について争う「歴史」はもうおわったというようなことを言って、何をバカなことをいっているのだと顰蹙をかったひとである。その後の歴史をみれば、西欧とイスラムの争いだけをみても、そういわれても仕方がないところがある。 フクヤマ氏の書いたものを見ると、氏が一生懸命勉強している秀才であることは明らかで、そういうお勉強ぶりがたとえば浅田彰氏の「「歴史の終わり」を越えて」(中公文庫 1999年)などで揶揄されることになる。その程度しか本を読んでなくてものを書くなんて100年早いぜ、とでもいった感じである。それにしても、このころの浅田彰氏とか柄谷行人氏などは本当に
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