長野県飯田市教委の外国人講師招聘(しょうへい)事業をめぐる問題で、来年3月末まで就労予定だった英国人の女性講師が今月末で辞職することが23日、わかった。 市教委は辞職の理由を明らかにしていないが、女性講師は読売新聞の取材に対し、「市教委の扱いにうんざりした。これ以上、飯田で働きたくない」と話している。 女性講師は、昨年9月から、中学校で英語指導助手を務めてきた。 女性講師は5月下旬、「市教委と講師が(教育方針を)協議したり、情報交換したりする場がなく、講師に対する具体的な支援や指導がないため、苦痛を感じている」との「意見書」を、7人の講師を代表して市教委に提出。ところが、市教委から意見書に対し、何の対応も示されなかったため、女性講師は7月中旬、勤務先の校長に同月末で辞職する意向を伝えたという。今月末に帰国する予定。 女性講師は取材に対し、「市教委の担当者に英語が話せる人がいない。何を望まれ