シューティングゲームかいわいで「人類には不可能」とまで言われた最高難度のアーケード版ゲームの完全制覇が、京都市中京区の寺町京極商店街にある老舗ゲームセンター「a-cho(アチョー)」で達成された。成し遂げたのは19歳の高専生。プレー場面を録画して、敵の動きを考察するなど、研究を重ねた末に最後の敵(ラスボス)を撃破した学生は、ゲームを通じた出会いや周囲の協力に感謝しながら、「本当にうれしかった」と喜ぶ。 京都府出身、在住で、X(旧ツイッター)で…
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戦時中、国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(熊本県合志市)の入所者に対し、陸軍が「虹波」(こうは)と名付けた薬剤を投与する人体実験を行い、9人が死亡したことを示す文書群を、同園が初めて開示した。同園での人体実験で死者が出ていたことは知られているが、1次資料の全容が明らかになったのは初めて。死者や重体患者が相次いでも軍嘱託の医学者たちが投与を続けたことが記されており、専門家は「当時の医学倫理に照らしても残酷な人体実験で、文書群を検証すべき」と話している。 京都新聞社と熊本日日新聞社が情報公開請求した。虹波は写真の増感材として開発された感光色素を合成した薬剤。防衛研究所戦史研究センター(東京都)所蔵の旧陸軍資料によると、虹波の研究目的は「戦闘に必要なる人体諸機能の増進」「極寒地作戦における耐寒機能向上」などとされている。実験は機密軍事研究の一環だった。 今回開示された恵楓園の虹波関係簿冊は25点
人工知能(AI)が作った俳句のうち京都大の学生が選んだ作品は、有名俳人の句よりも評価が高かった、との調査結果を京都大の研究グループがまとめた。同グループは「AIと人間の協働でより創造性の高い俳句創作ができる可能性がある」としている。 AIを取り入れた創作活動は「AIアート」と呼ばれ、絵画などの視覚的な分野で特に研究や実践が進んでいる。言語を用いた分野での事例は少ないものの、言語処理能力や生成技術は向上しているという。京大人と社会の未来研究院の上田祥行特定講師らのグループは、「五七五」と最も短い詩でAIを取り入れやすいことから俳句を題材とした。 調査はインターネット上で385人に実施。対象となる俳句を、AIで生成した句をランダムに選んだもの▽AIで生成した句のうち京大生がよいと評価したもの▽著名な俳人の句―の3種類に分けた上で、その分類が分からないようにして評価してもらった。 例えば晩秋を表
キッチン井筒屋で味わえる、きつねそば。駅そばと味は同じで、関西風のだしだ(滋賀県米原市・キッチン井筒屋) 立ち上る湯気、鼻をくすぐるだしの香り。旅行の途中、思わず一杯食べたくなるのが駅にある立ち食いそば「駅そば」です。そんな駅そばのうち、滋賀県の在来線の駅にある1軒が今春、閉店しました。数年前から利用者が減っていたことに加え、新型コロナウイルス感染拡大が決定打となったそうです。利用者からは閉店を惜しむ声が寄せられているといいます。 滋賀県米原市の米原駅。東海道新幹線に加え、名古屋や京都を結ぶ東海道線、福井や金沢方面への北陸線、さらにはローカル線の近江鉄道も乗り入れる比較的規模の大きな駅です。その在来線5番ホームに、駅前に本社を構える「井筒屋」が経営する立ち食いそば店がありました。 井筒屋は、1889(明治22)年の東海道線全通時に米原駅で駅弁を売り始めたという老舗です。後に駅そばの営業も開
北野天満宮(京都市上京区)と天台宗総本山・延暦寺(大津市)が合同で営む「北野御霊会(ごりょうえ)」が4日、同天満宮で約550年ぶりに再興された。同天満宮で、神仏習合による祭典が実施されるのも1868(明治元)年の神仏分離以来。神職と僧侶が並んで境内を進み、新型コロナウイルスの早期終息や国の安寧をともに祈った。 北野御霊会は、平安時代に始まった勅祭「北野祭」の一環として延暦寺の僧侶を迎えて催されてきたが、応仁の乱の後に途絶えた。また、天満宮は神仏分離までは延暦寺の管轄下にあり、宮司の役割を担う「別当」職を天台宗の京都五箇室門跡の一つ、曼殊院(左京区)の門主が代々務めていた縁がある。 天台宗を開いた最澄の1200年大遠忌を来年に控え、北野天満宮も祭神・菅原道真の1125年半萬燈(まんとう)祭を7年後に迎えることから、互いの節目を契機に歴史的なつながりを見直そうと、応仁の乱以来となる神仏習合での
30年前のイラストが、文芸部の部室にあった段ボール箱から見つかった。 希代のアニメ監督の足跡をたどって訪れた母校の赤穂高(兵庫県赤穂市)。取材に同行してくれた同級生の男性(48)はイラストに目を落とし、20秒間沈黙した。「たけちん、これが得意だったんだよな」。青春時代の友を懐かしんだ。 描かれていたのは2頭身のキャラクター。事件で亡くなった武本康弘さん=当時(47)=が、アニメーターになる夢をかなえた後も好んで描いたモチーフだった。 武本さんは京都アニメーションが得意とする「学園もの」の旗手として活躍した。監督作の中で、脂の乗った2012年に手がけた学園ミステリー「氷菓」は、歴史ある古典部を舞台に高校生の心理描写を追究した秀作として知られる。描き出そうとしたのは、輝きだけでも、痛みだけでもない、青春のほろ苦さだ。 高校時代の仲間たちは、描画やシナリオ創作で才能を発揮する武本さんの姿を克明に
第2次世界大戦中に細菌戦の研究をした「731部隊」を本部とする旧関東軍防疫給水部(関防給)について調査している滋賀医科大名誉教授らが19日、戦後に政府が作成した関防給に関する公文書を発見し、組織機構や支部の隊員の所属、敗戦前後の行動の一端が明らかになったと発表した。支部で細菌を生産していたことも公文書で初めて裏付けられたという。「不明な点が多い組織の隊員一人一人の情報や、元隊員の証言などの根拠となる文書で、歴史を検証する上で意義深い」としている。 公文書は1950~51年に作成された「関東軍防疫給水部部隊概況」。滋賀医大名誉教授の西山勝夫さん(78)らが昨年、国立公文書館で見つけ、今年3月までに公開された計41枚を分析した。 公文書から、関防給は本部と五つの支部などから成り、それぞれの組織機構も裏付けられた。大連支部については「終戦時迄(まで)主として細菌の研究及(および)生産に住じていた
第2次世界大戦中に細菌戦の準備を進めた旧関東軍防疫給水部(731部隊)について、戦後に日本政府が作成した公文書が6日までに、発見された。京都帝大などから派遣された医師らが人体実験を行ったとされる731部隊について、政府はこれまで国会で政府内に「活動詳細の資料は見当たらない」と答弁をしており、発見した西山勝夫滋賀医大名誉教授は「まだまだ731部隊に関係する資料が埋もれている可能性がある」と話している。 発見された公文書は戦後5年目の1950年9月に厚生省(現・厚生労働省)復員局留守業務第三課が作成した「資料通…
浄土宗を離脱する意向を固めた清浄華院(京都市上京区) 寺院トップの「法主(ほっす)」が任期切れで不在となっている浄土宗大本山の清浄華院(しょうじょうけいん)(京都市上京区)は28日までに、同宗を離脱する意向を固めた。法主を巡っては、同院が推す前職の再任が昨年末に開かれた浄土宗内の会議で決まらず、29日に予定されている会議でも認められる可能性は低い見通しのため、離脱を決意した。既に関係解消のための内部手続きを終えているという。 実際に離脱したとすれば、浄土宗では戦後3度目。浄土宗の総大本山の離脱は、1947年の総本山知恩院(東山区)=62年復帰=以来72年ぶり。 浄土宗には七つの大本山があり、各本山の法主の任期が迫るたび、「浄土門主・法主推戴委員会」を設定している。清浄華院法主に関しては真野龍海氏(96)の任期が昨年12月27日までだったため、2回にわたり推戴委(委員長・豊岡鐐尓浄土宗宗務総
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